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地方在住×ワーママ×フルリモートワーカーのキャリアコンサルタントが、半年間で2回転職した話。【後】

こんにちは!来てくださってありがとうございます☺️
今日はいよいよ(?)、「せっかく得たフルリモートの仕事、なんで半年で辞めてしまったのか?」というお話をしていきます。
*【前】のお話はこちら

”短い期間ではあったけれど、すごく大好きな場所でした。ずっとここにいたい気もしちゃうけれど、甘えの気持ちを断ち切って旅立ちます。”

…みたいな、うわっつらのことを書く気はありません。笑
はい、正直に記録していきます。
(なので、そのうち一部有料記事にして閉じるかもしれません。)

退職にはたいてい、ネガティブな理由のひとつやふたつあるもので、
わたしの今回の退職にも、ネガティブな理由があります。
noteを書きたかったのは、このネガティブ理由をちゃんと文字にして、咀嚼して、一区切りをつけることが、次の一歩を力強く踏み出すうえで大事だと思ったからです。

だから、現職でモヤモヤしている方、転職を迷っている方には、「愚痴っぽくなるのはちょっとな…」とためらうお気持ちがあるかもしれないけれど、一度全部吐き出してみて欲しい。
その気持ちに蓋をしてしまっては、それを昇華する方法も永遠にわからないままなので。

…はい、話が逸れました。戻ります。

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2回目の転職〈2021.10〉
フルタイム正社員→グラデーションな働き方へ

前述の転職でわたしが入社したのは、東京にある、社員数名規模のザ・スタートアップ企業でした。採用、評価制度、労務など、組織人事周りのことなら上流から下流までまるっとやりますよ、という、HRコンサルを生業としていました。

なぜここに入社を決めたかというと、このとき自分の中で定めていた「転職軸3つ」を叶えられるフィールドだなと感じたからでした。

【軸①】⼈材領域での経験の凹凸を埋め、スキルアップできる環境であること
└わたしの人事としての経歴はリゾートホテル運営会社の一社のみだったので、その経験は”深く狭い”偏ったものという自覚があった。いろんな業界、いろんな職種を扱える環境に身を置いて、知見を広げたかった。

【軸②】「働く⼈の⽀援」をtoB側からアプローチできる仕事内容であること
└今まで、HRの仕事でもそれ以外でも、toCの仕事しかやったことがなかったので、toBを一度経験しておきたかった。
「働く人の支援」を、対企業のHRコンサルというtoBの形でアプローチすることに興味があった。

【軸③】家族に無理をさせないライフスタイルを守れること
└ありがたいことに「フルリモート、1日7時間勤務、残業なし」という契約内容を個別で作っていただけた(本当は出社型、8時間勤務、みなし残業あり、という会社)。フレックスではないけれど、仮に子供が熱を出した場合などは自分の裁量で勤務時間の融通をきかせてOK。責任と裁量がセットで渡される、わたしには望ましいスタイルだった。

この3つのどこに、実状とのギャップがあったのか?? 
検証していきますので、なにとぞお付き合いください!
(もし今、現状にモヤモヤしている方がいたら、「自分の仕事軸ってなにかな?」「それって今叶ってるかな、それともギャップがあるかな」とご自分の場合を考えながらぜひ読んでみてください^ ^)

【軸①】⼈材領域での経験の凹凸を埋め、スキルアップできる環境であること→◎

これはですね、ばっちり叶ったんですよ。というか、叶いすぎたほどでした。
というのも、わたしはもともと、コンサルタント(クライアントワークがメイン)ではなく、アシスタント(採用代行業務のスカウトや候補者対応の実務がメイン)ポジションからスタートということで入社したのですが。
会社の業績が絶好調で、どんどん案件が入ってきて。
スタートアップなので当然研修とかなく基本・自走が求められるのですが、その業務量とプレッシャーに耐えられなくなった人たちが2人、3人と突然会社を去ることが続き。
なんと入社1ヶ月半時点で、わたしが最古参社員となるミラクル。笑
繰り上がり的に突然、コンサルタントとしての業務をせざるを得ない状況になりました。

実力が全く伴っていなかったので、もちろんしんどかったですし、当初クライアント様には稚拙な対応しかできず大変申し訳なかったですが、4ヶ月目くらいから「なんとか価値提供できているかな」と感じられるようになっていきました。
実力以上の仕事をアサインされる機会を予定外に得たことで、わたしなりに全速力で成長できた実感があり、満足しています。

【軸②】「働く⼈の⽀援」をtoB側からアプローチできる仕事内容であること→○

例えば採用支援のお仕事で、自分たちがスカウトした方が無事入社され、ばっちりフィットしてバリバリご活躍されている様子を見聞きするのは嬉しかったです。「あなたのおかげでいい人と出会えたよ!」「採用が好調に進められてるよ!」とクライアント様に言っていただけるのも、やりがいを感じました。
でも、やってみて感じたのは、「わたしやっぱりtoCが好きかも」でした。
これまでキャリアカウンセリングとか、ウェディングプランニングとかを生業にしてきましたが、
個人としての一人ひとりとじっくり関係性を築いてダイレクトに関わるのが、心底好きなんだな〜と。

とはいえ、「toBよりtoCが好き」というのがわかったことは収穫だし(何事もやってみないとわからないですよね!)、そもそも半年足らずの経験で判断するのも早計で、もっと年数を積むとわかるtoBの面白さもあるだろうなとも思います。
というわけでこの点についても、ほとんどネガティブ要因になっていません。

【軸③】家族に無理をさせないライフスタイルを守れること→△

これはちょっと守りきれない時期がありました。
①に書いた通り、実力の伴っていない仕事をひぃひぃ勉強しながらやっていたので、入社2〜3ヶ月目あたりは所定時間内に仕事を終わらせることができず、
子供を保育園にお迎えに行ったあとにお世話を夫に任せ、別室で業務を再開する生活が続きました。(在宅ワークだと、これができちゃうんですよねえ)

でも正直にヘルプを出して、仕事の一部を周りに振らせてもらったり(この辺、ひとりだけリモートだと何も言わなければ絶対気づいてもらえないので、図太く発信するのが大事!!という学び)。
そのうち業務習得が追いついてきて、スピードも上げられたので、ここもあまり問題ではなくなりました。

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…あれ?どれも退職の決め手になっていなくない?

そうなんです。
じゃあなんで辞めたのか。

気づいていなかった【軸④】があった

この軸④が、退職の一番の決め手でした。
それは、「一緒に働く人」

え、キャリコンなのに「気づいてなかった」とかあるの?しかも「人」ってそんな、結構ベタなところで??

…と言われると…ぐうの音も出ないんですが。笑

いやね、自分はわりと、誰ともそこそこ問題なく働けるほうだと思ってたし、
組織に属していたら、そもそも2割は合わない人がいると言われている(パレードの法則ですね)ので、そこ慎重になってもなあー、と。

でも、今回、「自分で自分の機嫌を取れない」タイプの人と直面して。
あっ、わたし無理だわ、と思っちゃったんですね。
人材領域の中でも、特に組織開発ーー”人がイキイキと働ける場づくり”への思いが強いわたしは、
不機嫌を頻繁に周りに撒き散らし、その”イキイキと働ける場”を壊してしまうような人と一緒に働き続けようとは、どうしても思えなかったんです。

思えば、新卒で入った会社も、副業先のミートキャリアも、
「この人たちと一緒に働きたい」と思ってジョインをし、幸運なことに、その後のギャップもありませんでした。

「誰と働くか」は、わたしにとって実は重要な軸だったにもかかわらず、
今まで(本当にありがたいことに)それが叶っている環境にばかりいたので、
転職活動の際、あえて「人」を条件項目に上げようという考えに至らなかったのです。

「いま叶っているからこそ、意識の外にあって見えていない価値観はないか?」

あなたも、わたしのこの失敗を参考に、ぜひ考えてみてください。笑

「失敗」と言いましたが、この半年で得られた経験はわたしの武器になってくれたし、いい出会いもたくさんあったし、この半年があったからこそ2回目の転職につながったと思うので、
1回目の転職の選択に、後悔はありません。
あの時、求人に「リモート可」なんて一言も書いてなかったのに、受け入れてもらえたこと、とても感謝しています。

で、このあと何する。

という話なのですが。

じつは、これまで副業として関わってきたミートキャリアで、
キャリアサポーターのお仕事に加え、「キャリアカウンセラー養成講座(現:キャリアサポーター・アカデミー)」の運営を担当させていただけることになりました。嬉しい!!

「誰かのキャリアを支援したい人たち」をチアアップする場をつくることで、
よりたくさんの方に、キャリア支援を届けることができる、そんなお仕事。

いや最高か。神様からのご褒美か?

前職は、思うところありつつも「最低1年はここで修行しよう」と決めていたのですが。
ミートキャリアのきたむらさんからお声がけをいただいたとき、やりたいと思う仕事を、一緒に働きたいと思う人たちとできるこのチャンスを、見送る選択肢はないと思いました。

入社半年での離職は気が咎めましたが、損益分岐点を確実に超える働きを残した、という矜持はあったので、すっぱり自分本位に決断しました。

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新しい仕事は、やりながら、グラデーションのように、じわじわ担当範囲を広げていけるといいなと考えているところです。
ちなみに、ミートキャリアは全員がフルリモートで、好きな時間に働いてOK。働き方の自由度もさらに上がりました。最高か。

出産直後は、こんな田舎でキャリアのリスタートなんて、難しいかな…と諦めていたけど。
一歩ずつ進んできて、今、キャリアのハンドルを自分の意思で握れているこの感じが、すごく嬉しいです☺️

「キャリアカウンセリングを通して、誰かのキャリアを支援したい」という、わたしたちと同じ思いをお持ちの方。そして、その力を磨く場を探している方。
ぜひぜひ、お気軽にお声がけいただければと思います!

Twitterはこちら。DM歓迎です〜^^

ここまでわたしの2021年の長い振り返りに付き合ってくださり、ありがとうございました!!

これからもぽちぽち、
キャリコン目線での日々思ったことや、わたし自身の生の経験談などなど(あとたまにほんとオチのない子育ての泣き言とか)書いていきたいなと思っているので、
よかったらこれからも、どうぞよろしくお願いいたします💌

おしまい!


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