南三陸と福興市

2011年4月29日
東日本大震災の翌月の4月から南三陸は毎月、月末の日曜日に"福興市"を開催した。全国の防災ネットワークという繋がりで集まった全国の商店街の皆さんが南三陸の商店街の方々と一緒に街に人や物や生きる力を集めるためスタートした"市"だと思ってみていた。『市から福を興す』そんな願いから名付けられた“福興市
どこよりも早く、復興できる事を祈って。また、必ず復興するという意味をこめて。。。
私は参加していないので市役所の守屋さんのブログから写真をお借りした。
下記の写真は第1回目の写真。志津川中学校で開催されている。

笠岡から車で約14時間。片道約1150キロ。このルートは今も変わってない(最近は車で行くことは無くなったけど)

第1回目に笠岡からは肉の丸焼きを持っていき販売したそうだ。この時のお肉が最高に美味しかった!と何年経ってからも話を聞くことがある。

行くまで本当に大変だっと思うし、行ってからも大変だったと思うけど、みんなとても楽しそうだった。

2011年5月28日
第2回目の福興市、守屋さんのブログに当時作っていた報告書が張り付いていたので使わせて頂く。

こちらの写真は南三陸の千葉海苔店さん。手に持っているのは笠岡から持って行った海苔だ。

津波で工場も流されたのでまだ自分のお店の海苔を売ることはできない状態だった。その後、とっても仲良くなった千葉さんからこんな話を聞いた。
あの時、自分のお店の海苔を販売できないのがとても悔しかった!1日も早くお店を再開して自分の海苔を売りたいと思ったの」と。今は南三陸の中で大好きな人のお一人です。

2011年6月26日
第3回目の福興市。この日も雨だったみたいだ。

内容は守屋さんの報告書を見てください。そしてここで「バナナ焼き」と笠岡が繋がる。繋げたのは赤澤さん。

こうして毎月、福興市が開催されていった。少しずつ南三陸の復興が進んでいる様子を聞いていた。6月の日程表を見て貰うと分かると思うがこの月は0泊3日の弾丸ツアーになっている。理由は泊まる場所が無かったからだ。

2011年7月31日、第4回目の福興市が開催される。7月から南三陸のホテル観洋が一般の人の宿泊も出来るようになったという事で1泊4日ツアーを開催することになった。しかも初めて女性を連れて行くと。
運転をする男性4名、女性は社会福祉協議会から2名、商店街から1名。あと一人空きがあるから一緒に行かないかと守屋さんが誘ってくれた。

少し悩んだ。何にも役に立たない私が行って良いのか?私に何が出来るのか?そんな事ばかり考えていた。

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