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artの概念やクリエイティブな仕事をすることについて。 About the concept of art and doing creative work.

※For foreigner :  English sentence is after a Japanese sentence.

データ整理をしていたら、学生時代の制作物が出てきました。
100均の貝殻を使用して意外といい感じに仕上がった作品です。
ハンギングボウル2個で球体作って、和紙貼り付けて、更にその上に貝殻貼って作りました。


自分で言うのもアレですが、当時から現在まで、なかなか周囲の評判の良い作品です。
物作りが生活やお金に直結しない学生だからこそできた作品かもしれません。

モノ作りを本業にした事で忘れかけていた、純粋に創る事を楽しむ心を、この写真は私に思い出させてくれるようです。
過去の作品と自分を顧みて、自身のアートに対する定義を整理することができました。


1、”作者自身が物作りを全力で楽しむこと”

2、”集中力を極限まで高めて、自分が納得いくまで細部までエネルギーを集中させること”

3、”誰かからの見返りや人の評価を憂慮して制作しないこと”


わたしの中の最高のアート、アーティストとは、いかに売れるかではなく、
いかに人の心を揺さぶることができるか否かです。

若い頃は、まずは”売れなければ生活できない”という思いもあり、商業イラストも多数描いてきましたが、次第に違和感を感じる様になりました。

今は人様の為の商業イラストと、自分自身の表現したいアートをはっきり区別することができたので、大分葛藤は減りました。
加えて、自分が描きたいタッチではない仕事やデザインの仕事は徐々に減らしていきました。
今はメインの仕事を主軸に、商業イラストでも自分が描いていて楽しいと思える制作しかしていません。

話を戻し、仕事を減らしてもそれなりに仕事は入ってきました。
振り返ると、やりたくない仕事がなくなった分時間ができて、その時間で本当にやりたいことを強化できたからかと思います。

仕事を止めたり断ったりすることは簡単ではありません。収入が減ったり、人とのご縁も希薄になっていくので、そういった恐れもあり、なかなかやめることができません。

しかしこれが大きな誤りでした。

やめても全く問題なかったのです。むしろやりたい仕事に割ける時間が増えて仕事のモチベーションも上がって行く。結果いい商品を提供して、しかも値上げしてもちゃんと売れる。→収益と時間が増える。
人間関係も、お互い本当に必要としている人しか残りません。
物作りの欲求がとめどなく湧き出てくる自分にとっては、人に気を使う時間が減って、自分の時間が増えることはプラスでしかありませんでした。

こうして私は、”仕事は選んでもいい” のだと悟りました。
自分が身を置くべき場所も、取引のルールも、世間の常識が絶対的なものではなく、自分の人生に対して責任を持って決めていくべきなのだと。
(でも、ちゃんと法律は守ります笑)

また話を本題に戻して、
今はアート(自己表現)と仕事(商業イラスト)の境界線を明確に分けつつあるのと、それぞれのカテゴリーのバランスが良くなって来たところです。
若い頃の自分から成長できた部分があるとするならば、


・同じ絵でも”アート”と”イラスト”の概念をしっかり切り分けられた事。

・生きていくには人様の役に立つ事。と理解したこと。

・自分の人生の目標を確固として持ち続ける事(他からの雑念を受けずに自分を表現し続ける事)

・個人で動く事と、組織に属する事のそれぞれのメリットデメリット、
 それに伴うリスクとリターンがどちらも理解できたこと。


です。絵描きになりたいけれどどうしたらいいかさっぱりわからず、人生に迷っていた若き日の自身と比べれば遥かに成長したとは思いますが、今尚、まだまだ道無き道を泥臭く作り続けています。

本当に様々な人や運に恵まれて、はや10年程絵描きをやり続けることができています。私一人の力では到底難しい事であったと思います。
応援してくださった皆様にも本当に感謝しています。

”なぜだかわからないけど物作りがすき。”な私は、小さい頃からこと物作りに関して褒められることが多かったので、そういった経験の延長が今なのだろうと思っていたのですが、自身を振り返る文章を書いていてもう一つ気がつきました。

それは、創造することは、不可能を可能にする未知数の可能性を秘めています。
その未知の可能性に対する期待が、わたしの制作意欲を駆り立てているような、そんな気がしています。

When I was organizing the data, I found a lampshade that I made in my student days.
It is made of two hanging bowl, Japanese paper, and seashells.
from that time to the present, it has been work with a good reputation around me.

I was able to make it because I was a student who making things is not directly related to money or life.

By I was becoming a professional illustrator,
I almost forgot Heart to enjoy making things.
This picture seems to remind me of that.

I was able to organize my definition of art by looking back on my past works and myself.

・” To enjoys yourself in making things with all your's might.”
・" To Maximize your concentration and focus your energy on every detail until you are satisfied. "
・"don’t expect anything in return."

You should don't think of benefits and strategies.
I think of a concept of art is" Things that move and change the viewer's heart".
So, great art is whether can move people's hearts.
Not whether how it can sell a lot.

When I was young, I thought can't live if I have to sell many of my works.
so, I had received many various jobs related to illustration or DTP.
but it's I felt gradually it was wrong about it.
Because I wasn't drawing what I want to draw pictures.

Therefore, I decided that I don't receive the case of a job what I don't want.
Then I decided to distinguish between commercial illustration and art production to express myself.

Recently, I have been only working on what I want.
Even if I reduced my work, I was able to keep decent do my life.
I no longer have time for the work I don't want to do and I was able to reinforce what I really wanted to do in that time.
In this way, I realized that I may choose a job.

So, you have to take the responsibility yourself for choosing where you should put yourself and what you need.

What's standing in the way against what I really want to do was my weakness.

If there's one part of me that could have grown from my younger self, it's

・I was able to firmly separate the concepts of "art" and "illustration".
・To survive, I have to be useful to others. That I understood that.
・Believe in myself and keep my goals in mind.
・Understood the advantages and disadvantages of both working individually and belonging to an organization.

I think I've grown up compared to what I used to do.
However, I have been still continued to make paths of myself.

Imagination holds an unknown number of possibilities that make the impossible possible.
That's why I will continue to be immersed in something creative.

Maybe I will continue to do create something until I die.

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