『カールじいさんの空飛ぶ家』はBlu-rayで見ろという話
あらすじとか予告編とか見てもあんまり面白そうに思われない作品なんですが、これはめちゃくちゃ面白いし完成度も高い。本編の面白さは見れば分かるので深くここでは書かないですが、今回言いたいのはBlu-ray版の特典コンテンツがめちゃくちゃ良い、ということです。
映画のネット配信などでは円盤についてくる特典映像などが見られないことが多いのですが、これはかなりのデメリット。映画によっては本編より特典映像やメイキングの方がおもろいやんけ!というパターンも多いです。
『カールじいさんの空飛ぶ家』は本編も普通に面白いのですが、Blu-ray版だとなんと監督たちのオーディオコメンタリーの日本語吹き替え版が入っている。これはかなり珍しい。普通の洋画ではこんな手間とコストのかかることはやりません。しかも映像自体にも解説の資料画像が乗っかって出てくる。コメンタリーのために映像まで作り直しているということです。これはかなりすごい。
コメンタリーの内容も脚本、照明、映像、音楽などかなり技術的に深く解説されていてめちゃくちゃ面白い。「実は〇〇という展開、設定だったんだけど××になるので△△になるようにした」などという感じで、製作におけるブラッシュアップの過程をめちゃくちゃ詳細に知ることができます。見てる間は心の中のもう中学生が「ためになったねぇ〜」を連呼し続ける満足度。
隠しコマンドで出てくる特典映像なんかも仕込まれていたりして、とにかくこのBlu-rayは作り手の手間とこだわりを感じます。オススメ!
終
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