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人に迷惑をかけて良い理由

みなさん、人に迷惑をかけながら生きていますか?

それとも、なるべく迷惑をかけないように生きていますか?

私は、圧倒的に後者です。

恐らく、みなさんも親から「人に迷惑をかけないようにしなさい。」

なんてこと言われたことも多いんじゃないでしょうか。


でも、自分はこれからは、もっと迷惑をかけながら生きていこうかな。

なんて思ってます。


ここで、一つ、また質問です。

バイトや仕事をしている時、または大変な作業をしている時、

「手を貸しましょうか。」

と声をかけられたことはありますか?

逆に、声を掛けたことってありますか?


自分は、両方あります。

その時のことを思い出してみます。

バイト中、1人で重たい机を運んでいる時に、通りすがりの人に、手伝いましょうか?

と声をかけられました。

でも、これはバイトだから自分でしないと。

なんて思って、「大丈夫です!」とはっきり断りました。

その時は、それが当たり前のことだと思い、なんとも思いませんでした。


次に、声をかけた場面。

繁華街を歩いていた時に、重そうな看板を1人で片付けている人を見て、手伝いましょうか?

と声をかけたことがあります。

すると、そのお兄さんも、自分と同じように、「大丈夫ですよ。」と言いました。

その時の気持ちを思い出すと、なんかちょっと寂しい思いをした気がします。


ここで、何が言いたかったというと、人の優しさは受け取った方がハッピーになる。

ということです。


手伝いましょうか。と言われて、結構です。といってしまうと、相手は悲しみます。

逆に、お願いします。というと、相手は喜びます。

なんか面白いですよね。


助けてもらうのに、相手をハッピーにできるんです。


手伝ってもらうと、自分も嬉しいし、相手も喜ぶ。

こんな単純なことなのに、なんで今まで気づかなかったんだろ。

って思います。


もっというと、自分は、後輩から何かお願いされたり、相談されたりするのがすごく好きです。(忙しい時は別だけど)

でも、自分は先輩に相談したり、お願いする時のは、すごく躊躇していました。

迷惑になるんじゃないか。嫌がられたらどうしよう。

なんて、勝手に妄想を膨らまして、結局頼らない。

ということが多かった気がします。


迷惑をかけることは、時に人を喜ばせる力があるようです。



最後に一つ紹介したいお話があります。


インドでは「ごめんなさい」という言葉がないそうです。

「人に迷惑をかけないように生きなさい」と教えられた日本人の感覚からだと、生きづらくてしょうがないですよね。笑

でも、インドの考え方は、人に迷惑をかけるなんて当たり前でお互い様。

だから、「ごめんなさい」という言葉よりも「ありがとう」っていうそうです。


その代わりに人に迷惑をかけられても、優しくしてあげる。


そういう世界、なんか素敵だなぁ。

なんて思いました。


『「好きなこと」だけして生きていく』
 著者: 心屋 仁之助  出版: PHP




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