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計り知れないこと

ちょっと陰謀論的な話になりますが、今回のコロナ禍を利用して、デジタル管理社会が到来する、という都市伝説がある。

コロナ禍の前から諸々の都市伝説好きとしては、今回のコロナ禍は笑えない事態となってしまった。

ワクチンにも様々な噂があり、ワクチン接種で人を選別するとかなんとか…。

まあ、iPhone片手に家族と散歩しながら火災保険の話をした後に、YouTubeを開いたらサクッと火災保険の広告が出てきたりするので、いろいろと盗み聞きされているなぁとは思う。

世界各国で足並み揃えて、同じような制限をかけるのだから、不自然と言えば不自然に感じるし。

まあ、この手の陰謀論には半信半疑というのが僕の姿勢だ。

話は変わるが、「ちょっと世界一周してくる」というYouTubeチャンネルが楽しくて最近良く見ている。
一つの動画が10分くらいでテンポ感も良いし、南米やアフリカの旅動画を出してくれる方は少ないので、特にそれらの地域の動画を興味深く見ている。

動画を見て感じるのは、当たり前の、良く言われることだけど、世界の常識はその世界の数だけあるということ。
極端な話、僕達が正しいと考えていることが、どこかでは正しくない、ということになる。

先程のワクチン接種の話に戻るが、ワクチン接種の有無をマイナンバーカードに紐付けて、ワクチンを接種していない人は行動を制限されるのでは?という話もある。
実際、今も大きな商業施設などは体温を測るモニターが設置されているのだから、ちょっとおまけでワクチン接種有無のデーターをマイナンバーで確認って流れはあり得そうだけど。

日本の特に都市部の状況を考えれば、デジタル管理社会の到来もあり得るわ〜と想像できる。もちろん、世界各国の都市部も同様だ。

でも、「ちょっと世界一周してくる」さんの動画で見る世界には、とてもじゃないが、ちょっと人為的に管理するなんて無理じゃないの、と感じる国や地域も沢山ある。

数年前に僕はインドの田舎に行く機会があった。宿泊していた小さな地方都市から車で数時間。ほぼ人工物は見かけなくなり、恐らく電気などの生活インフラは充分に整っていないと推測される地域。
それでも朝から川で洗濯したり、大きな桶を担いで川に水を汲みに行く、そこに生活する人達の姿があった。

同行してくれたインド人のガイドさんに、インド政府はこういう地域で生活している人達の戸籍を管理できているのか?と聞いたら、インド政府も正確なインド人の人口は把握していないと思う、という返答が返ってきて、車外の原始的な生活を送る人々を眺めながら、僕は深く納得した。

そもそも、僕はこの数字でなんでも計測するデータってものが好きじゃないし、数字でなんでも分割しようとしてくるデジタルって考え方も好きじゃない。なんなら小学生の頃から算数は大嫌いだ。今だから自白するが、公文の算数の宿題は全部答えをうつしてました、ごめんなさい。

人の心は情報じゃない。自分の心でさえ、こんなに扱いにくいし、訳わからんのだから。
それを一括管理しようなんて考えるだけで、ご苦労さまって思うな。

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