闘牛を愛する16歳に聞く!魅力と見どころ【正月場所2024年1月2日】
うわじま市民ライターのかずです。
宇和島市民ならお祭りなどで誰もが聞いたことのある「ガイヤ」の歌詞。
では、「もみ込み 寄り込み チャツリ 横掛け」って何のことか知ってますか?
僕は知りませんでした。
実はこれ、宇和島闘牛の技名から取られているんです。
闘牛は宇和島の伝統ですが、逆に身近すぎて、自分含め宇和島市民は闘牛の魅力にあまり気づいていないように思います。
僕自身、生で闘牛を見たことは一度もありません。
そんな自分が最近、「闘牛を見に行きたい!」と強く揺さぶられたある出会いがありました。
それは、闘牛を誰よりも愛するある少年との出会いでした。
今回の記事では、
彼が闘牛をこれほどまでに好きになったきっかけや闘牛の魅力、そして2024年1月2日に開催される宇和島闘牛大会・正月場所の見どころを聞いてきたので、それをお伝えします。
tiktokで闘牛の魅力を伝える
彼は16歳の高校1年生で、闘牛の魅力をもっと多くの人に知ってもらうため「闘将軍団Jr」という名前でtiktokに動画をいくつも投稿しています。
今の闘牛だけでなく、闘牛の歴史なども勉強されていてとにかく詳しい。
ただ好きなだけでなく、しっかり勉強もしていて、その上で自ら発信していく行動力も兼ね備えている、すごい高校生です。
小さい頃から、彼のひいおじいちゃんが飼育していた闘牛の世話をお手伝いする機会があり、自然と闘牛のことが好きになっていったそう。
闘牛の好きなところは普段と試合中とのギャップ、と熱弁する姿が印象的でした。
牛舎ではとても穏やかで、つぶらな瞳のかわいい牛たち。それが試合になりスイッチが入ると、目つきが変わる。
普段から牛舎で世話をしている彼だからこそわかる闘牛の魅力ですね。
闘牛には駆け引きがある
僕の中では闘牛は力と力のぶつかり合いというイメージでしたが、実はテクニックが大事らしい。
どんどん攻めていく牛もいれば、上手く相手の攻撃を受け流して体力を消耗させて戦う技巧派な牛もいるそう。
「牛それぞれに得意な技や個性があり、練習試合や調教を通してそれを伸ばしていく」という話はとても興味深かったです。
2024年1月2日・正月場所はここを見て!
最後に、初心者向けの正月場所の見どころを聞いたので、まとめると、
まず封切戦(初戦) に注目してほしいとのこと。
これから最盛期(7〜8歳)にさしかかる孫全は、右の角が折れているハンデを背負う牛。しかし、それを感じさせないテクニックが 魅力。
対する鬼ヶ城は14歳ぐらいのベテランで巧みな技を持つ。
どちらもテクニックを持っており、見どころの多い戦いになるだろうと予想されていました。
そして、大トリは重量級チャンピオン戦。
まだ7歳という若さでチャンピオンに君臨する曳龍號は、最大クラスの約1.2トン。身体が大きい上に柔らかさも兼ね備えており、牛の弱点である横からの攻撃への対処も上手い。
対する竜翔天陸は、どんどん攻めていくスタイル。
見どころは、竜翔天陸が前半にどれだけ攻めてプレッシャーをかけていけるか。そして、曳龍號はその攻めをいかにいなして、後半の勝負に持っていけるか。
序盤の駆け引きから最終盤まで、見どころの多い一戦になるだろう、と語っていました。
興味を持たれた方へ
宇和島闘牛大会は年4回の開催で、次は年明けすぐの正月場所(1月2日)。
正午開始で、終わりは大体14時ごろ。遅くとも15時には終わるそうです。
※試合内容によって大幅に前後します。
チケットは公式サイトからオンラインでも購入可能。前売り券の方がお得です。
2024年のスタートはぜひ闘牛で!
また、「闘将軍団Jr」さんのアカウントはこちら↓
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