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全般性不安障害 うつ病 不眠症 悪化させるもの① ネット検索

前回の記事では全般性不安障害 うつ病 不眠症 治療のためにやってよかったことを紹介しました。

今回はその逆。これをやって悪化させたというものについて書いてみようと思います。
それは「ネット検索」です。

皆さんはわからないことがあるとどうしますか?
僕は「ネット検索」をします。ほとんどの人がそうするんじゃないでしょうか?
例えば美味しいお店を知りたい、次の旅行先のおすすめスポットを知りたい、TVで紹介されたお店のことを知りたい、家電はどれにしようか、仕事で出てきた知らない単語・会社について知りたい。そんな時、ネット検索ってめっちゃ便利ですよね。
手元のスマホで単語を入れればあっという間に情報が手に入ります。

体調が悪い時はどうでしょう?ついつい、ネットで調べてみませんか?「胃の不調 病気」などです。
すると、たくさんの情報が出てきます。

可能性のある病気からその治療法、おすすめの病院まで。
それだけなら良いのです。

でも、実際にはネガティブな情報もたくさん出てきます。病院の悪口に予後の悪さ、薬の悪評に別の病気を併発する可能性。出るわ出るわ悪い事の嵐。

普通の状態ならそんなネガティブな情報もスルーできます。でも、全般性不安障害は不安が不安を読んで雪だるま方式に増大するという厄介な性質があります。

全般性不安障害に関する病状を読めば自分に当てはまるものはもちろん、今は出ていない症状を見て「いずれこんな症状が出るかもしれない・・・いや出るに決まっている」と落ち込みます。果ては、それまで感じていなかったその症状を感じ始めたりもします。まさに、自分で不調を呼び寄せてしまっているんですね。

薬については、今飲んでいるものの副作用にばかり気を取られ、果ては口コミにあった「私には効果がありませんでした」を「あゝ僕も効かないんだ」と思い込んで治療効果を下げたりします。

さらに、ネット上にはご親切に「○○チェックテスト」*○○は病名 があったりします。もちろんちゃんと病院で使われるようなテストを簡易化したものもありますが、中には真偽不明のチェックリストもあります。
そのチェックリストに答えていくと○○の可能性は90%など、診断結果風の表示が出て、「あゝ僕はやっぱり○○なんだ」と落ち込んだりします。

最悪なのは「○○治るまでの期間」といった検索ワードです。
例えば2週間と出ていて自分が病状が出て3週間経っていたら?「あゝ僕の場合は治りにくパターンや。っていうか、一生治らんのかも」と落ち込み、半年と出ていたら・・・「あと5ヶ月と1週間も耐えなアカンのか・・・辛すぎる」となるのです。

断言します。
いくら情報を調べても良くなりません。むしろ思い込みで悪くなる一方です。実際、僕がそうでした。
そんなチェックリストや病状、薬の記事を読む時間があればまずは病院に行ってください。
確かに病状が心配になる気持ちはわかります。治るまでどれくらいかかるのか心配になりますよね。僕もそうでした。
でも、素人の僕らが判断できるものではないんです。

病状も薬の効き方も人それぞれ、病気が良くなる期間も人それぞれ。
できることはインターネットでネガティブな情報で不安を膨らませて時間を無駄にすることではなく、一刻も早く病院に行き、薬を飲み、お医者さんに言われた通り過ごすことです。

僕自身、何度も何度も同じ検索ワードで来る日も来る日もネット検索をしていました。そして、不安の雪だるまを巨大化させ、受診を遅らせ、薬を飲むのが遅くなりました。
それでも良くなります。実際僕は今、良くなってどっこい幸せに生きています。
でも、どうせ良くなるなら早いほうが良いですよね。
だったら検索をやめて病院に行きましょう。薬を飲みましょう。主治医を信じましょう。

僕は今は体調の波を知るバロメーターの1つに「ネット検索」を置いています。ふと気づくと「全般性不安障害」など調べ始めたら黄色信号。時間を見つけて何度も検索し始めたら赤信号です。
本当に不思議なもので体調の良い時には全く検索しないのに、体調が落ちてくるとその状態に応じて検索頻度が急上昇します。

そんな時はどうするか。
それは、ネット検索をやめる。これにつきます。
そんなん無理やわ・・・。わかります。僕もそうでした。
まずは、自分の意思で「全般性不安障害」について検索しないぞ。と決めてください。検索しそうになったら「アカン、アカン。」と止めてください。
それでも僕のように検索をやめられなかったら・・・。

YouTubeの好きなチャンネルや動画を見続けてください。
YouTubeはプレミアに加入していなければ、動画再生をしていると他の機能が使えません。
つまり、強制的にネット検索できなくしてしまうのです。別に動画を見なくても聞いているだけでもいいと思います。
僕はポケットにスマホを入れてイヤホンで動画の音声だけを聞いています。

この時見るのはできるだけ明るいチャンネルにしてください。暗い内容や悪口批判系だとネガティブな言葉が不安を大きくさせてしまいます。
勉強系や好きな漫画などの解説系、癒しの音楽なんかが良いんじゃないかと思います。
ネガティブな情報を遮断して勉強もできたら一石二鳥ですね。

あと、もしネット検索をするなら良くなった人のブログはオススメです。
同じ病気を患っていてもいつかは良くなるんだと思える人のブログなんかは探して読んでみるのはアリかなと思っています。

ちなみに僕もいくつかそんなブログに勇気をもらいました。

だから、僕もそんな記事が書けたらなあと思ってこのnoteを始めました。

ということで、今日も僕は幸せに生きてます。

だからあなたも

今辛くても大丈夫。必ず良くなる。

今日のところは、ここまで。
最後までお付き合いくださいましてありがとうございました。




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