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「普通なら手に入るだろうこと」や「当然のこと」を願望にしてはいけない
最近、私の周りの仕事仲間とミーティングをしていて、2022年に達成する数字や叶える願望・ビジョンをよく話し合っています。
私が転職相談や相手の話を聞くときにもそうですが、「将来どうなりたいのか?」「どんな状態が理想か?」という、目的・願望のビジョンがまず最初に来るべきだと思うからです。
目的・願望とは、旅行で言えば行き先。
ビジネスや仕事は、その旅の目的地に行くための移動手段と考えています。
こういった願望の話をすると、少なくない割合でこう言う人がいます
「お金とかはそんなに要らない」
「生活に困らなければそれでいい」
「普通に老後も生きていければいいかな」
ナドナド......
それが悪いわけではありませんが、こういった願望はもったいないなと思います。
「今の時代、普通に老後まで暮らしていくことだって大変なんだ」という意見もあると思います。
ですが、多くの人は
・年老いるまで生きていく
・老後は普通に生活する
ということは「なんとなくそうなるだろうな......」ぐらいには考えていますよね?
であれば、
◎生活に困らないお金があればいい
というような、手に入れて当然・普通なら手に入るはずという類のことを願望にしてはいけないと思います。
いけない、というかもったいないです。
なぜなら、その類のことを願望にすると自分のセルフイメージが下がって、当然手に入るべきものすら得ることが難しくなってしまうからです。
2番を目指して1番を取ることはできないように、当たり前に手に入るべきものを最上位の願望に掲げてしまうと、そこが最高到達点で、そこに至らなかった場合は生活がままならなくなったりお金に困ったりという状況が待っているわけです。
さらに言えば、その当然手に入るべきものを一筋縄では手に入らない・難しいこと・大変なことと考えてしまっているので、今を生きるのがとても苦しくなってしまいます。
日本に暮らしていれば、ほとんどの方は毎日ご飯を食べられるのは当たり前のことでしょう。住む家があるのは当然。必要に応じて服や自転車なんかを買うのもできて当たり前です。
一般的にはこういったことを願望にしないように、手にしていて当たり前のことができそうにないと感じるのであれば、何かがおかしい・狂っているので、すぐに何かを変えることが必要でしょう。
お金に困っているのだとしたら、お金を手にすることが難しいこと・自分にはできないことだと無意識に考えているのではないでしょうか?
難しいと思っていると、それを願望にしてしまい、そのことが達成のハードルを上げて現実を厳しくしてしまい、より一層お金に困ってしまう....
そういった負のループにはまってしまうのが一番苦しいと思います。
逆にお金は手に入って当然。そうなっていない今の状態がおかしい、腹立たしいと考える方が、奮起して現状を変えるための行動につながると思います。
できて当然のことを難しいと考えてしまっては、その物事が成就される可能性を下げてしまいます。
逆にできて当然と意識の上で考えることで、達成するハードルを下げることで前へ足を踏み出す活力になるのではないでしょうか。
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