【2021年トレンド】留学×オンライン英会話＝？
こんにちは。英会話スクール「ミライズ英会話」を日本と台湾で、語学学校「ミライズ留学(ロックダウンにより休校中）」をフィリピンセブ島で展開しているミライズ株式会社のカズと申します。初めての方は、こちらに自己紹介をまとめてますので、ぜひご覧ください。
「オンライン留学」って聞いたことありますか？
おそらく英語業界以外の方はあまり聞いたことがないと思うのですが、コロナウィルスの影響が世界中に蔓延した去年から広まりつつある言葉で、多くの場合、海外の語学学校が授業を提供しています。
このオンライン留学サービス、僕の中では「留学」と「オンライン英会話」のマリアージュ！で誕生したサービスだと思っています。
留学 × オンライン英会話 ＝ オンライン留学！
英語学習者にとって、学習の新たな選択肢になるかもしれないオンライン留学について、今回は解説していこうと思います。
どのようなサービス？
ミライズではオンライン留学をこのように定義しています。
短期間で一気に英語力を伸ばしたい方へご自宅から、留学と同レベルの英語学習体験をオンライン上で実現するサービスです。
つまり「英語学習」という点に関しては、海外の語学学校に行って受ける授業と同じ内容を提供しており、それを海外の現地で受けるのか日本からオンラインで受けるのかの違いとなります。
この点だけを説明すると、「そうすると、留学と同じ効果や体験が出来るってこと？」と想像しますが、それは少し違います。理由としては、留学で得られる体験というのは、大きく３つあると思っていて（以下）、この中の②、③に関しては残念ながらオンライン留学で得ることは難しいかなと思っています。
① 濃密な英語学習
② 海外体験（英語利用体験）
③ 出会い（外国人や学習仲間）
留学の１番の目的は英語習得であるのは間違いないと思いますが、②と③の体験がセットであるからこそ留学には他には代替しにくい価値がありますよね。
現地に行って空気を吸うだけで「高く飛べる気がする！」（byスラムダンク）と思えるあの感覚！からの、「喋れる気がする！！」と思えることも大事です。
ただ残念ながら、コロナウィルスによってしばらく留学が行えないのが現状。コロナ前のような状況に戻るには少なくとも１〜２年は掛かるのでは？と言われている中で、海外の語学学校としては、「濃密な英語学習」の要素を切り出して、それをオンラインで提供しよう！となったのが経緯となります。（学校側としては講師の雇用を維持しないといけませんしね....）
でも、そこには色々と越えなければいけない「壁」がありそうです。
それって、オンライン英会話じゃないの？
そう、オンラインで英会話を提供することになるので、カテゴリーとしてはオンライン英会話に分類されると思います。にも関わらず、オンライン「留学」と呼んでいる一番大きな理由は以下かなと思います。
オンライン英会話：主に隙間時間（1日1コマ程度）
留学：主に終日（1日複数コマ）
オンライン英会話では英語学習が生活の一部にはなりますが主になることはありません（主は仕事や学校だったり）。一方で、留学では英語学習が生活の主となっています。
つまり、オンライン留学では英語学習に集中して取り組む環境を提供している点においては留学であり、英会話ではない。というのがサービスとしても重要なポイントなのだと思います。
こちらはミライズでのスケジュール例ですが、終日授業がギッシリ詰まっていて、これが月曜日から金曜日まで続いていきます。さらに宿題も出るので1日中英語に浸れる環境が欲しい方にはおすすめです。
また、語学学校は週単位でスケジュールを組んで連続的に授業提供することが一般的なので、その点においてはオンライン英会話専門の会社よりも一日の長があるのではないかと思います。（逆を言うと単発の授業は苦手だったりします）
ユーザーとしては、当初は留学を断念せざるを得なかった方が中心でしたが、短期で英語力を習得したい方、英語研修を積極的に行う企業様の利用が増えている印象です。
実際にミライズでも、これまで英語研修としてフィリピンをご利用頂いていた企業がオンライン留学に切り替える事例も多くあり、先日も50名以上の団体を対応したりしていました。
オンライン英会話では学習の強度が足りないと思っている個人や法人に対してフィットするサービスがオンライン留学なのだと感じています。
まとめると
こんな感じで特徴を表にまとめると分かりやすいですね。
ちょうどオンライン英会話と海外留学の間でぽっかり空いていたポジションにうまくハマったのだと思います。ましてや現在は海外留学が実施できない状況なので、ガッツリ勉強したいニーズを今後も獲得していくだろうと思います。
が、しかし....
今後どうなる？
結論から言うと「今以上には拡大しない」と思っています。
つまり、「留学」や「オンライン英会話」に肩を並べるようなサービスにはならないかなぁと思います。
もちろん一定の需要は今後もあり続けると思いますが、仮にコロナが収束し、留学が再開してきたり、オンライン英会話のサービスが進化してくると、ぽっかり空いていたポジションが徐々に狭まってきて、ニッチなニーズになっていくのかな、と。
ただし、これは現在の形でのオンライン留学だったら、といった前提付きであるので悪しからず。例えば今の形にVRやARを組み合わせることによって、より留学を臨場感のあるバーチャル体験として進化させることも出来ますし、講師も人間ではなくAIが代替してしまう世の中が来ることも大いに予想されます。
個人的には、留学は人生を変えてしまう程のインパクトを持った素晴らしいものだと思っているので、テクノロジーと留学を掛け合わせた新しい価値が登場してくるのを期待していますし、僕らがそれを実現できる会社になっていければと考えています。
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