見上げた空に涙が散った日
私が死んだら川沿いに屍体を埋めてください。
そして同じ場所にあなたを植えてください。
私を吸って顔を背けたあなたにどうしたのだろうと上を見上げると、そこには薄いピンク色に頬を染め上げたあなたがいた。
綺麗と口に出した私に少し拗ねたあなたは首を振って涙をこぼす。
照れて真っ赤になった目尻もその言葉に未だ慣れない君もこれ以上ないくらいに可愛くて、ずっと見ていたいと思った。
でも可愛いと口に出したら今度は顔を真っ赤にして怒り出すから、ここは我慢しよう。
まだあなたの顔を眺めていた