インテリジェントあじさい
手を差し伸べられないと
すぐにいなくなっちゃうイヌもいれば
少しでも根っこが残ると
いくらでも増える雑草もいる
6月にしか咲かない花がいる
水なんてあげなくても天がある
賢い青紫色なんだと思う
散ることが美しいことは
どんな花もきっと知ってる
都会の裂け目で
種の生活は
暖かいんじゃないかと思う
ため息で草木が揺れる
誰にでも描けそうな絵を描いて
僕は夜に朝を見つける
駅までの道、
唇からスキャットが溢れ
空気の粒となっていく
昔誰かが言っていた
妙な噂のように
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