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私の知らない7月

夜中の寝苦しさをこじ開ける
正夢にならないように
1杯の水を喉にかき込む

いつでも心躍る
朝なんてこないのだけれど
この朝靄を繰り返すたび
身体はゼロを求めているような気もする

今は既に7月
私の知らない27回目の7月
まだそんなものしか
人生は廻っていないのね

帳がおりること
遅くなった7月
少しだけ心が沈んで
作るご飯にも億劫になって
口だけ渇いていく
普段履だけ濡れている

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