あなたとわたしの短い1日
人間なんて矛盾する生き物だから
そう開き直ればこの不機嫌も理解できるのかな
心のどこかにある不安が
いつもあなたの陰だって
わたしはわかっていた
わたしは午前11時半に起きる
寝ぼけたあなたを横目に
あなたはわたしを知らない人の名前で呼ぶ
がたがたと階段を転げ落ちるように
わたしの気持ちは水面に触れる
ご飯を食べるより
どこかへ遊びに行くより
夢を叶えるより
わたしは好きな人に会いたい
でもだからって
それ以外が必要ないなんて
子供じみたことは言わないわ
もう陽が落ちる
そんなことで秋を感じたりはしないけれど
あなたとわたしの夜が長いことを
もう感じられないのかしら
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