Our story No.3【人の気持ちを思いやり、寄り添う力】
皆さん、こんにちは。
代表の高橋です。
前回に引き続き、私たちが子どもたちと関わる時に大切にしている5つの力(5フォース)について深掘りしていきたいと思います。
今回は、その2つ目、“人の気持ちを思いやり、寄り添う力“ についてです。
これが、なぜ大切なのか?
結論からいうと・・、理由は2つあります。
1つ目に、私たちは“個の多様性が重視される時代に生きているから“です。
近年、個の多様性が尊重される社会となりつつあります。
国際連合憲章の障害者の権利に関する条約の中でも、
“障害者の多様性を認め、すべての障害者の人権を促進し、及び保護することが必要であることを認め・・・“という文言も取り扱われています。
世界基準で個の違いを認め合い差別をなくそうという風潮が日本にもきているのでしょう。
一方で、“多様性を尊重すること“の解釈を少し間違えている事象にもよく遭遇します。
つまり、“多様性を尊重すること“を自己中心的な考えや振る舞いをしても良いと思い込んでいる事件や事故をよく目にするからです。
みんな違ってみんないいは、“みんな人それぞれ違いがあって自己中な行動をしてもいいよ“ではなく、
その違いを認めたうえで、“他者に対して思いやりを持って寄り添うことを含めて、自分にも幸せが来るかもね“ということなのかもしれません。
なので、多様性が重視される時代だからこそ、人はよりいっそう人の気持ちを思いやり寄り添う力が必要だと思うのです。
2つ目に、“寄り添う力は人間らしさが最も発揮される能力だから“です。
人工知能がさらなる発展を遂げるなか人間の強みはなんだろうと考えたとき、
他者の置かれる状況や表情や言動などから洞察し、先回りして行動するみたいなことって、当分のあいだ人間しかできないのでと思うのです。
仮に、人工知能と人間の共存という未来が1つの道筋としてあるのならば、
人工知能は“知の進化“、人間は高度に複合的な知的生産、“知の探索“
という役割があるのではと想像しています。
この“知の探索“に、寄り添う力でもある洞察、創造などのより人間らしいというか、人間特有というか、人間にしかできないというか、そんなところがあるような気がしています。
これからの時代を生き抜いていく人として、やはり人間らしさを発揮できることは強みであり、求められる能力であると思っています。
話が少し小難しくなりましたが、
自己実現型こども育ち塾つきのうさぎでは、寄り添う力の具体として、まずは「楽しい」を共有できるように遊びます。
誰かと一緒に行動することは、その人の感情や気持ちを目や耳から感じることにつながります。
そして、気持ちを受け止めることで、寄り添う力へとつながります。
これが、私たちが子どもと関わる時に“人の気持ちを思いやり、寄り添う力“を大切にしている理由です。
皆さんに少しでも興味をお持ちいただければ幸いです。
次回は、5つの力の3つ目、“創造して生み出す力“についてお話ししていきたいと思います。
では、今回はこのあたりで。
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