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減塩生活は「ナップサック問題」だから面白い

こんにちは!減塩生活中のかずさんです!

減塩生活を試みる理由は人によりけりです。私の場合は心臓に病気がみつかり、心不全を悪化させない、心臓を休ませるために減塩生活が必要になりました。人生の中で出会う食事メニューのうち、半分以上のものは「食べない方がいい」ものになりました。制約が増えたから自由が失われたように思う反面、人生に「縛り」ができてワクワクしている自分もいたりします。

なんでワクワクするんだろう、って考えてみた結果、ひとつの結論に辿り着きました。

減塩生活は「ナップサック問題」だから面白い

タイトル再掲しました。

ナップサックってご存知ですか?子供が遠足に出かける時に背負っていく、いわゆるリュックサックです。ナップサックの中にはお弁当も入れるし、おやつも入れるし、レジャーシートやタオルなんかも入れますよね。

ナップサック問題というのは、「組合せ最適化問題」の一つ。計算複雑性理論における計算の難しさを表現するときのよくある題材です。応用数学とかアルゴリズムを勉強していると出てきます。

ナップサック問題とは何か。冒頭で子供が遠足に行く時の手荷物の例を書きましたが、まさにアレです。遠足に持っていきたいものが大量にあったとして、その中に優先度をつけて選んでいきますが、同時に「ナップサックにきちんと収まる」という制約条件も満たしていく必要がある訳です。優先度高い順に入れていくよりも、少し優先度を加減してでもキチキチに詰めていった方がトータルでの満足度は高いことはよくあります。どう組み合わせれば一番よいかを考えるのが「組合せ最適化問題」です。

ここまでの説明を読んで勘のいい方はお気づきでしょう。

減塩生活というのは、まさに、ナップサック問題を日々解いているようなものなのです。

1日の塩分摂取目標6g以下(ナップサックの容量にあたります)を守りつつ、同時に「どんなアイテムが詰めていく候補にあたるか」「どう組み合わせて詰め込むと満足度が最大になるか」を考えて毎日の食事を選んでいます。前者の「どんなアイテムが詰めていく候補にあたるか」が、私が日々noteで発信している「塩分2g以下の惣菜/外食メニュー/間食」に該当します。世の中に溢れるあまたの食材のうち、ナップサックに詰める価値のある食材を厳選してご紹介している訳です。それを探す過程もまた楽しいし、組み合わせて(胃袋に)詰め込んでいく過程もまた楽しいのです。

人によっては、塩分量がコントロールされた献立お弁当が日替わりで届く方が迷わなくて楽でよかったりもするでしょう。私にとっては、日々が探求のネタになり、自分で選択し、調査し、発信している今の状況が幸せのかたちなのだと確信しています。毎日のように組合せ最適化問題の試行錯誤をしている訳です。楽しいです。

食材一覧表を作ってAIでローテーションメニュー組んじゃえば終了なんですけど、その過程を楽しみつつ自分のご機嫌をとっていくことこそが生きる実感につながるのではないでしょうか。人生において三度の食事は特に重要なウェイトを占めると考えている私だからこそ、なのかもしれませんが。

そんな私の探究心が、同じく減塩生活を余儀なくされている皆様の参考になれば甚だ幸いでございます。

いつもありがとうございます! サポートは減塩食材に関する情報収集かつかずさんの食費(^-^)に活用させていただき、記事として広く皆様に還元しています!