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「自然は命の故郷」から考える

多くいうまでもなく人間は、
自然の中に自然の力で
その生命は活かされている。

この事実を、哲学的に形容すれば、
人の命は、自然というものを
その故郷としているといえる。

と同時に、科学的に論断すれば、
自然というものは、一切の生物の
生命のエレメントを為すものだといえる。

中村天風先生の言葉です。
今回は、この言葉について考えてみたいと思います。


自然が嫌い、という人はいないと思います。

「俺はネオンとコンクリートの中でしか生きられないのサ」
なんて人も、
自分の部屋に鉢植えの植物があったりします。

日本人は特に、
自然とのつながりを
大事にしてます。

下町の路地裏なんか、
これでもか!
というくらい植木鉢が並んでいます。

本能的に自然を求めている、ことですね。

僕も、毎朝、自然に触れるために
1時間のウォーキングを欠かしませんし、
月に1,2回は登山にでかけ
自然をたっぷり補給するようにしています。

なぜ、人が自然を求めるのか?
が冒頭の天風先生の言葉ですね。

「人の命は、自然を故郷としている」

それゆえ、我々の身体の中にも
自然のエネルギー
が息づいています。

その体内の自然の力の存在を
理解し、最大限に活用することで
病気を治したり、
新しい自分に出会ったり
ということができるようになります。

そして、この体内の自然=氣
といってよいと思います。

こう考えると、

というものが何も特別なものではなく
自らの身体内に存在する
ごく普通のもの
ということがわかります。

その氣を活用することで、
自分のポテンシャルを開花させたい
と思っています。

出典:中村天風
『哲人哲語』
「統一式の修練ということの真義」

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