<読書>光の帝国 常野物語
・光の帝国 常野物語 著者:恩田陸
『光の帝国 常野物語』は、常野から来た特殊な能力がある人々の物語です。
特殊な能力がありながら、群れずに普通の人とともに静かに日常生活を送っている常野の人々。
その特殊能力を利用されそうになったり、恐れられて虐げられたりしながらも、静かに、しかし力強く生きています。
混沌としたこの世の中を常野の人々に見守ってほしいものです。
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『光の帝国 常野物語』が20年以上前に出版された本だと知って、驚きました。
近年の不安な社会の状況で、常野の人のような存在は求められるように感じます。
著者は20年以上も前に、現在の不安だらけの社会の状況を察知していたのでしょうか?
『光の帝国 常野物語』は新刊ではありません。
しかし、今、改めて求められる本かもしれません。
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『光の帝国 常野物語』は、常野の人とそのエピソードを紹介しているような短編集です。
ファンタジーなのですが、ふわっとした感じはなく、せつない感じで心を揺さぶられます。
『光の帝国 常野物語』は、常野物語シリーズのプロローグなのでしょう。
他の常野物語シリーズも読んでみたいです。
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ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
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感想は書いていませんが・・・
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私K.Kからのごあいさつです↓↓↓