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<読書>イコトラベリング1948

NHKEテレで時々放送されている『カラフルな魔女〜角野栄子の物語が生まれる暮らし』

この番組が好きで、録画をしておいて、時間があるときに観ています。

イコトラベリング1948』は、角野栄子さんの著作ということで、読んでみました。

・イコトラベリング1948 著者:角野栄子

小学生の時に終戦をむかえたイコ。

中学生のイコが高校、大学を経て社会人になるまでの過程が描かれています。

戦争の記憶が色濃くありながらも、豊かになっていく日本。
変化する価値観。
その中で、若者たちがどのように過ごして、夢を追っていたのかが分かる内容でした。

イコ=角野さんではないようですが、イコのモデルは角野栄子さんですよね。

憧れていること、やりたいことはあるけれど、新しい世界に飛び込むことをためらういイコ。
時代は異なっていても、イコの迷う姿に共感する人は多いかもしれません。
迷いながらも、大学生になり、少しずつ自分の興味のあることに近づいていくイコ。
将来、何をすればいいかわからない、という若い人の参考になる部分があるストーリーです。

やりたいことが分からなくても、イコの様に少しずつ興味があることに触れていくことで、新たな道が開けていくように思います。

この文章を書いていて気が付きましたが、これは、若い人だけではありませんね。
長い人生の歩き方を考えると、やはり、興味があることに積極的に触れることは大切なことですね。
日々、心豊かに過ごしていきたいですから。


私の身近にいる角野さんと同世代の人と言えば、私の父です。
同時期に、父も大学生でした。
父もイコの様に、新しい時代を感じながら、学生時代を過ごしていたのでしょう。
父は、大きな地震や、感染症の流行で世の中の状況が急変しても、動じません。
「仕方ない。」と状況を受け入れて、暮らしています。
子どもの頃から、変化する社会を受け入れて生活してきたから、社会の変化にも動揺しないのかもしれません。

時代の変化を受け止めつつ、動揺せず、心を平穏に保って生活している父。
父の態度を見習って、歳を重ねたいものです。


ここまで読んでいただき、ありがとうございました。


『イコトラベリング1948』は、イコの亡くなった実のお母さんへの想いが描かれている部分があります。
こちらも、イコとお母さんが登場するお話です↓↓↓


そして、私K.Kからのごあいさつです↓↓↓


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