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【INTP】論理学者。外向直観を伴った内向思考タイプ(MBTI)

はじめに

MBTIの各性格タイプに関して、下記観点からまとめておこうと思う。

  • 主機能と補助機能の特徴と、判断プロセス

  • 周囲に与える印象

  • 劣等機能と劣等機能の強化方法

  • コミュニケーションの特徴

  • ストレス時の反応と改善のためのポイント

  • コミュニケーションのスタイルと気をつける点

今回は、INTPについて。

INTPに対する世間の印象

INTPでググってみると、関連検索として「INTP 社会不適合」「INTP 天才型」「INT P 他人に興味がない」「INTP 頭が良すぎる」「INTP 頭おかしい」などが出てくる。

なかなかの、酷い言われようである。

「論理学者」と称され、有名人だとアインシュタイン・ビルゲイツ・ニュートンなどが挙げられる。

INTP:外向直観を伴った内向思考タイプ

INTPの認知機能は発達している順番に下記

  • 主機能(自分で最も気づいている機能):内向的思考(Ti)

  • 補助機能(十分機能していても、自分で気づきにくい機能):外向的直観(Ne)

  • 第三機能:内向的感情(Fi)

  • 劣等機能:外向的感情(Fe)

内向的思考(Ti)を用いて外向的直観(Ne)に基づいて物事を判断するというプロセスをとる。
Ne-Ti:持論の強化と拡張のために様々な情報とアイデアを統合する

外向直観(Ne):世界の探索者

外向直観(Ne)は、INTPが周囲の世界から様々な情報やアイデアを受け取る窓のようなもの。この窓を通して、INTPはまだ誰も見つけていない新しい可能性やアイデアを見つけることが得意。発散的思考が促され、多角的な視野を持つ。複数のアイデアを同時に追求し、それぞれの理論や概念をどのように連携させるかを考えることが多い。

例えば、普通の木の枝を見ても、「これを使って何か新しいものを作れるかもしれない」と考えたり、学校のプロジェクトで全く新しい提案をすることができる。彼らにとって、常に「これから何が起こるか」「新しいものを発見できるか」がとても興味深い。

内向思考(Ti):情報の内部処理

内向思考(Ti)は、その受け取った情報を自分の中でじっくりと考える機能。INTPはこの能力を使って、外から得た情報を自分の知識や経験と照らし合わせ、それが論理的に正しいか、理にかなっているかを内部で検証する。

たとえば、新しい科学の理論を学んだとき、ただ覚えるだけでなく、「なぜそうなるのか」を深く考え、自分なりの理解を深めようとする。

判断と行動のプロセス

これら二つの機能を使って、INTPは日々の選択や決断を行う。外向直観が「こういう新しいアイデアがあるよ」と提案して、内向思考がそれを吟味して「これは理論的に成立するか、どうか」と評価する。このプロセスを通じて、INTPは非常に独創的で革新的なアイデアを生み出すことができる。しかし、時には現実離れしたアイデアを考えがちで、それが現実のものとして形にするのが難しい場合もある。

INTPとINTJの違い:発散と収束

INTPとINTJはどちらも内部の思考プロセスに重きを置く点で似ているが、そのアプローチと焦点には大きな違いがある。

思考プロセスの焦点:

  • INTJ: 内向的直観(Ni)を使って、長期的な目標やビジョンを持ち、それを実現するために外向的思考(Te)で具体的な計画を立てるる。彼らは未来を見据え、効率的に目標に向かって進む。

  • INTP: 外向的直観(Ne)を使って様々な可能性やアイデアを探求し、内向的思考(Ti)でそれらを内部で論理的に整理する。彼らは知識の探求や理論の構築に重点を置き、多くの選択肢の中から最も論理的なものを選び出す。

行動へのアプローチ:

  • INTJ: 効率と成果を重視し、計画に基づいて行動します。彼らは目標を達成するための段階的な手順に従うことを好む。

  • INTP: 探究心が旺盛で、常に新しい情報やアイデアを追求する。実行よりも考察に時間を費やす傾向がある。

INTJは目標指向でシステマティックなアプローチを取るのに対し、INTPは情報の探求と理論の分析に焦点を置いている。

INTPは情報やアイデアを広げる傾向があり(発散)、常に新しいことを探求することで知識の範囲を広げる。対照的に、INTJは情報を特定の目的に向けて絞り込む(収束)ことに長けており、効率的かつ戦略的に目標に向かって進む。


INTPの周囲に与える印象:思慮深く批判的

上記、内向的思考(Ti)と外向的直観(Ne)という主要な認知機能を持つINTPは下記の一般的な印象を与えやすい。

  • 思慮深い:INTPは状況や問題を深く考察する傾向がある。彼らは何事にも根拠となる理論や論理を求めるため、じっくりと物事を考える時間を大切にする。

  • 独立心が強い:自己の内部の論理に従い行動するため、他人の影響をあまり受けずに独立して思考し、決定を下すことが多い。これが独立心が強いという印象を与える。

  • 控えめで内向的:社交的な場では控えめで、大勢の中では目立つことを避ける傾向がある。内向的で、人と深く関わるよりも自分の思考に没頭する時間を好むため。

  • 好奇心が強い:新しい知識や情報に対して非常に好奇心が強く、学び、、、


続きは、下記で記載しています。


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