見出し画像

Business Developmentという仕事について

今僕はBusiness Planning and Developmentという部署で働いてます。部署といっても基本的に1人です。

よく仕事何しているんですが?と聞かれるのですが、これが意外に端的に答えるのが難しくて、店舗開発とか経営企画的な仕事と答えるのですが、自分なりにいつもBusiness Developmentの定義的なもの、必要な能力を考えてました。

Wikipediaで調べるとでてくるのが、”Business development entails tasks and processes to develop and implement growth opportunities within and between organizations.[1] It is a subset of the fields of business, commerce and organizational theory. Business development is the creation of long-term value for an organization from customers, markets, and relationships.[2] Business development can be taken to mean any activity by either a small or large organization, non-profit or for-profit enterprise which serves the purpose of ‘developing’ the business in some way” 要約すると”顧客/マーケット/関係性から、長期視点で成長させて会社の価値をあげる。それは大小、利益あるなしにかかわらず、何かしらの方法でビジネスを発展させる仕事”です。

ちなみに日本語で”Business Development”を単純にGGでやくすと”事業開発”、経営企画を英語に訳すと”Corporate Planning”です。ただこれを言ってもいまいち何をしているのかがわかりずらいと僕も思ってました。

その上で自分なりにBusiness Developmentのあるべき姿みたいなの、どういう仕事なのかを完全に個人的な解釈で書いてみます。あるべき姿としているのは、まだBusiness Developmentはこうあるべきだよねといった主観で、これができているというわけではないからです。


じゃあ実際何をしているか?ざっとあげてみたいと思います。主にやっているのは以下のようなことです。

-新店舗開発業務(現状あるビジネスモデルを適用させて店舗を増やす)

-新たな価値創造と向上(上記新店舗業務にも関わってくる、外部との連携やコラボ等で新しい何か価値を生み出す)

-マーケット調査(市場分析的なこと)/ エリアやデータ分析

-現状のビジネスモデルの分析(売上、利益、その他の数字)

-店舗開発含めて投資判断に必要なファイナンス関連の計画やそれに伴う数字算出やデータ作成

-上記の仕組み化(マニュアル化)/フォーマット

-新プロジェクトの企画書、プラン(海外展開/会社設立/フランチャイズプランとか)

-上記全体を進めるための経営陣の説得と同意獲得。

上記のような感じが実際にやっていることです。

そのやっていることを大きなくくりでまとめると、会社全体(経営陣)の方向性を理解して、新しいビジネス(店舗/事業開発等)をプロジェクトベースで取り組む。そのプロジェクトを進めるためには基本的には自分で計画から含めて手を動かし進める。新しいビジネスを進める上で必要な情報やデータ取得選択、分析等も基本的には自分で行い、プラン通りに進めるために準備するような仕事です。またその経緯で既存のビジネスの改善になりそうな部分についても提案していくといったことがでてきます。


その上でどんな能力がBusiness Developmentとして仕事をする上で必要かを考えてみました。

-実行力  企画とかコンサルと違いプロジェクトを自分で動かす必要があるのでこれはこれが一番大事だと思います。プロジェクトを進める上でかなり手を動かす必要があり、新しいことをする以上、交渉も問題もたくさん起きるのでけっこう泥臭いです。

-ジェネラリスト力  なんといったら良いのか難しいですが、広範囲に渡ってある程度の知識が必要となる気がします。人、モノ、金を動かしてプロジェクトを進めるので、自分たちのビジネスの理解はもちろん、他分野(ファイナンス、マーケティング、組織、運営、現場等)も知る必要がでてきます。

-課題発見、分析、係数管理力  現状の課題がわからないと、結局何をすればよいのかがわからないので、新しい企画やプロジェクトが進められないです。いつも意識する必要があります。また分析や係数管理はデータから課題発見する上で数字に強い必要があるかなと思ってます。また同様にここが弱いとアイデアあっても経営陣を説得できないです。

-好奇心、社交性  特徴としてチームがいなく、プロジェクトベースの働き方が中心なので、新しい人と進めていく、外部や他社との関係含めて社交性は必要かなと考えてます。また価値創造や企画を進める上で好奇心も必要にになってきます。


また今後このポジションは結構大切な気がしており以下のような理由があげられます。

1 今後プロジェクトベースの働き方が増えてくる上で、経営層に近いところで会社全体の方向性を理解して気軽に動けるポジションである。また実際に企画や計画だけだと動かない場合が多い中、実行するところまでが責任になるので進みやすい。

2.どこの部署にも属さないけど、プロジェクトは一緒に動くという性質上、プロジェクトを進める上でどこかの部署だけ特になるような判断になりづらい。会社全体の利益を考えた上での進め方になる。

3.必然的に自分自身で仕事(課題含め)を見つけることになるため、必要な仕事が生み出される。それにより、他の部署の課題も第3者の目線と通して発見できるようになる。


それを踏まえて理想のBusiness Planing and Developmentの像としては、会社全体のビジネスを発展させるために、社内起業できるような人。起業するためのアイデア、プランを自分で考えられて、それを実行する力を持ちながら、それをすることで会社全体の価値を上げられるような人。


改めて自分でも自分自身の仕事内容に関して振り返ってみて、いろいろ気づきがあり、どうあるべきかを見直すことができました。














この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?