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Day44 歴史を刻め パート2

2023/9/3 Sun
断酒生活3日目 テレビCMに負けそうです。

昨日は、ざっくりと「歴史」のメニューやスタイルを紹介してきた。
今日はボクがこだわっているコールと挨拶について語っていきたい。

実は、一昨日「刻んで」きた。
そう。何を隠そう、歴史を食べることをボクは「刻む」という。

これは職場でも共通の言語となっている。
「歴史」のラーメンを食するということは、まさに「刻む」ことになるのである。

やはり美味かった。
熱かった!
店主トニさんの情熱が伝わってきた。


ボクのこだわりは、しょうゆラーメンだ。
最近はもっか並(麺300g)で行く。
昔は、大(麺400g)だった。
が、体が食べれなくなってきたのだ。


「ニンニク入れますか?」
トニさんの声で戦いが始まる。

ボクは意を決したようにコールする。
「ニンニクなしの、ヤサイマシ でお願いします。」と。
これは平日通常バージョンである。

翌日仕事だったり、
健康を意識しているときにはこのコールだ。
(すでに刻んでいる時点で、健康云々はおかしいと思うのだが)
しかし、
ボク自身が一番しがらみなく、たっぷり歴史を味わうなら、
次のコールである。

「ニンニクありでお願いします。ニンニクマシ・ヤサイマシ・脂マシ」
これが理想のコールである。

どんなときにこれを頼むか。
夏休みである。
翌日は口臭の心配がない。
妻にも夜にラーメンを食べたとはバレない。
そんなカモフラができる日。
それが夏休みなのだ。
↑もう終わった。

どどーんと盛られたモヤシ。
まずはこのモヤシの山を食べ崩していく。

シャキシャキの時もあれば、しっとりした時もある。
これは、きっと前回の提供時に使われず戻されたモヤシ達だろう。
3回、4回と湯を潜らされすでにシャキシャキ感はなく、抜け殻のようなもやしをいただく。

半分程度食べ終えたところで、別マシされた脂を投入!うまっ!
またあの食べ始めのうまさの感動が蘇ってくる。

ガシガシ頬張りながら、麺をひきずり出す。
太い縮れた麺が
「おうおうおう!」と威勢よく口に流し込まれる。

啜るというよりは、
あまりに重量ヘビー級のため、
口を近づけて吸い込むという方が適切である。


そのうち、目を横に流すとなんとも立派な肉厚チャーシューがお出迎え。
脂みと肉の程よい最高のバランスで噛みごたえ抜群である。
しかも肉汁がジュッと滲み出てくる。

やさい・麺・チャーシュ・そしてスープを流し込みながら、
味変として満を辞して打ち込むのが一味である。
全ての刺激を持ってきたかのようなピリッとした中に程よい刺激が頭を駆け巡る。

やはり

うまい!

こんな格闘を繰り返しながら、スープまで達した後はいよいよエンディングだ。
満足を形で恩返しすべく、おしぼりで口を拭き、手を拭き、汗を脱ぎ去ったとテーブルの汚れをさりげなく拭き取る。

そして、身なりを整え、
おしぼりをオレンジのカゴに投げ込みながらお礼を言うのである。

「ごちそうさまでした。今日“も“おいしかったです」と。

ここに他の客との違いが見え隠れするのだ。
お分かりだろうか?

「ごちそうさま」は、誰でも言える。
が、「今日“も“おいしかったです」とか
「最高でした」はなかなか言えない。
常連の証なのだ。

(自己満だな)



トニさんも気前よく返してくれる。
「“いつも“ありがとうございます。またお越しお待ちしております。」と。

“いつも“をつけてもらえるのは
「私はあなたを知っていますよ。」
という承認なのだ。

人は承認欲求を持っている。
そこを見事に付いている。

そして、戦いが終わり、次の戦い(次回の“刻み“)へと向かうのだ。

「歴史を刻め」とは、
自分の可能性とトニさんとの人情物語なのだ。

ぜひ、一度足を運んでもらいたい。
恥ずかしいときは、
ぜひボクを呼んでもらいたい。
共に 歴史を刻んでいこう!

【教訓】
歴史を刻もう!

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