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Day308 生徒指導対応力向上研修

2024/5/24 Fri
華金です。それだけでワクワク。

堅苦しいタイトルになってしまいましたが
昨日、児童支援のボクは昼から出張に行って参りました。

生徒指導対応力向上研修。。。
重いタイトルです。

小学校・義務教育学校(前期課程)の生徒指導教員対象の研修でした。

講演を聞くというものです。
15時から17時まで
どんな話が聞けるのか
少し楽しみではありました。

そう。
ここで学んだことを
“自己満足通信“に書けるぞ!と考えていたからです。

講師は
広島大学大学院人間社会科学研究科 の
栗原慎二教授です。

2年前に改定された
生徒指導提要も執筆された教授だそうで
(これは学びになる)という気持ちです。

講演は興味深いものでした。
アイスブレイクも素敵です。
「ではみなさん、立ってもらって3人の人に
 自己紹介してから“最近嬉しかったこと“を
 伝えてください。はいスタート」

ボクはこの手の活動が苦手ではありますが
研修です。
挨拶して、話を聞いて、相槌打ちながら
自然と質問してくと話が打ち解けます。
(なるほど。会話の力か)なんて思っていました。
すると

「では、次は、同じように3人の人に
 自己紹介してから“最近凹んだこと、
 嫌だったこと“を伝えてください。
 はい。スタート」

ネガティブな話題での自己紹介です。
どうなる?って思っていると
これが意外と面白いのです。

ボクは、警察捕まったネタを話しました。

「それは悲惨ですね」
「横断歩道気をつけます」など
笑いながら聞いてくれました。

相手の方の話も面白いのです。
「息子にバスケ勝負で負けた」とか
「お気に入りの箸が折れた」とか

栗原教授は言われました。
「生徒指導において、このような情緒交流が大事なんです」と。

ポジティブ交流と
ネガティブ交流
うまく行っていないことを言えるクラス
友達に
「オレさ、失敗しちゃったよ」って言えるクラスが大事なんだと。

ワークをやってみて思ったことは
ポジティブよりもネガティブの方が
その人の愛嬌が伝わってくるんだということです。
ボクの好きな“自虐“に似ているなと思いました。

講話が続いていく中でもう一つ学んだことは

学校に繋がる4つの理由です。
①アタッチメント 友達との交流
②インベストメント 将来に向けての投資
③インボルブメント 休むわけにはいかない
④ビリーフ 信念
というものです。

なんのこっちゃ?でしたが
話を聞くうちに納得しました。

①アタッチメント とは
友達がいるから。遊ぶのが楽しいから。
そんな理由で学校に行くというもの

②インベストメント とは
遅刻欠席は進学に向けて不利で
将来の自分のために学校にくというもの

③インボルブメント とは
部活や、当番活動など
学校に行かなくてはいけないというもの

④ビリーフ とは
そもそも、行くものでしょ。という
疑いなく行くもの

この4つが学校に繋がる理由だと
話されていました。
なるほど。

小学校では、特に①と④の理由が大きいとか。
高校になると②や③の割合が増えてくるとも。
(納得です)

そんな中、
生徒指導の究極は“学級経営“であると断言ました。
そっか。
何か問題が起きてから生徒指導が対応するのではなく
問題が起きないように?
問題が起きる必要がない学級経営こそが
生徒指導なのだと学びました。

では、どんな学級経営が求められるのか。
子ども同士を繋ぐ学級経営であるということです。

子ども同士のアタッチメントを作る
友達関係を強固にしていくことがポイントであると
教えてくれました。

(面白い。じゃぁ〜その友達関係を強固にするためには
 どうしたらいいんだ?)
というところでお時間となり。

うわぁ〜〜〜
もっと聞きたーい。
もっと学びたーい。ってなったヒロでした。

これまでの実践を通して話された2時間の講話は
これからのボクのヒントになりました。

子と繋がる
個と繋がる
を意識していきます。

【教訓】
子ども同士を繋ぐ

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