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Day210 授業時間減らします?

2024/2/16 Fri
首寝違えました・・・

教員の労働組合
神戸市教職員組合

ボクも一員だ。
なぜか?教文長という役職が与えられている。
各学校で持ち回ったり、ある役職をもつと兼務というシステムが多い。

そんなわけで
昨日、教文長会議なるものに出席した。

5時ダッシュでの参加である。
オンライン、リアルのハイブリットで行われたが
少しでも帰る時間を短縮したいボクは
帰り道にある“リアル“を選択した。

18時会議スタート
今日の学習会は
「学校発・兵庫の教育改革」として

授業時数の見直しについて
ちょうどタイムリーなことに

中学校の授業時間を50分から45分
小学校の授業時間を45分から40分へ
試験的に検討するというニュースが流れた。

え?
と思ったが今回の話を聞いて少し納得したところもあった。

学習指導要領では各学年で学ぶべき授業時数と
履修項目が定められている。

これを満たしていないと“未履修“となり
問題となるのだ。

日本のどこにいても同水準の教育が受けられるのは
この“学習指導要領“があるからとも言える。

私学はさらに独自の教育プランが追加されるイメージだろう。

学習を40分にしたら
それこそ忙しくない?
毎日バタバタしない?
という否定的なイメージをもっていたボクだが
参加してみて少し考えが変わった。

そんな考えもあるのか。と。

学習時間は変わらないのだ。
授業時間を短縮した分
コマ数を増やすことでトータルの学習時間は同じにする。

現状の学習計画・単元構成を見直す必要はあるが
時数が増える分より丁寧に取り組めるし
余剰時間の短縮にもつながるということらしい。

雑な言い方をすると
子どもを早く帰して、職員の仕事時間を確保し、ゆとりを持たせる
ということだろうか。

働きすぎとか
ブラックとか
残業代でないとか色々言われている教員の働き方。

午後からの時間を確保するために
教員の働き方をよくするために
子どもが置き去りされることがあってはいけない。

今回の学習会では
実際に40分授業で取り組んでいる学校の事例報告があった。
始業時間を早めて午前中に5時間授業を行うというものだ。

昼からは1コマ授業で子ども達は下校する。
この学校の時程では
1年生は、14時に下校する
6年生は、14:45に下校する

以降は教員の情報共有、授業準備、研修時間に充てているそうだ。

ただ、課題もある
1、時数の計算が複雑
2、掃除の時間確保(この学校は週2回の掃除)
3、家に帰りたいくない児童対応
4、放課後の受け皿
である。

これらの課題については現在も試行錯誤されているそうだ。
ただ、学期ごとのアンケートでは
児童、保護者、教員も概ね“良い“という評価が上がってきていると結果があった。

数日前にボクの学校でも
この“時数“問題が話題に上がった。

下校時間を早くして
職員の時間を確保しようとの声が上がっているのだ。

そのために改善点は
“始業時間を5分早める“
“モジュール時間を見直す“
これらの見直しで
普段の15時下校から
14時半下校へと30分短縮可能の視野が見えた。

たった30分かもしれないが、
積み重なるとデカイ。

ボクは“変える“ことが苦手である。
“新しく考える“ことが苦手である。
保守的な人間だが、

かつてダーウィンは「進化論」で言った。
「最も強いものが生き残るのではない。最も変化に敏感なものが生き残る」

これからの【変化】に
対応できる人間に
ボクはなりたい。

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