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「これでもか」を超えた先に。

結果が出ないのは、努力が足らないからである。

わかっているようで難しい。つい口だけになってしまう言葉だと思う。
努力をすればするほど、頑張れば頑張るほど、自分はやっているという気持ちが先行して、「なんで結果が出ないんだ」と嘆いてしまう。。。


沖縄に来て3ヵ月が経った。沖縄の気候にも生活にも慣れた。仕事も始まってサッカーと両立しながら、良い生活サイクルを確立できている。
最近のオフの過ごし方は、家の近くのカフェやパン屋さんを開拓することである。
この間も、家から5分の所にスコーンのお店を発見した。定番のチャンクチョコは最高に美味しい。あと飲み物の量が多いところも甘党&すぐのどが渇く自分にとってはうってつけだ。いつか店員さんに認知してもらえると嬉しいな。

サッカーの話に戻る。僕の所属する沖縄SVはJFL2シーズン目となる今年、6節終了時点で3勝3分0敗の2位につけている。


俺はここまでの6試合全てでベンチを温めている。
悔しい。シーズン前から調子は悪くなかったし、いいプレーも出せていたと感じていたから、なんで俺じゃないんだという気持ちになった。
ただ、2番手という立場で自分がどんなマインドで、どんな振る舞いをするべきかはわかっている。それは去年末のインカレで土屋さんが書いてくださった記事で言う「あれ」である。
あの記事を読んだことがない人のために言語化すると、いつチャンスが来てもつかめるだけの心と体の準備をすること。スタメンの選手と共に良い雰囲気でGKのウォーミングアップをするよう努めること。自分が試合に出れない悔しさを受け止めて、前向きに毎日練習に取り組んだりすることである。



俺は試合に出れていない中で、大事にしていることがある。

それは、

目を向けるべきは成長である。


ということ。


どんなに良い準備をしても本番でいい結果が得られるかはわからないし、結果に捉われてしまった瞬間に、毎日が1発勝負で一喜一憂する日々に変わってしまうと思う。そうなるといつまでも目標に近づけないし、一回上手くいっても再現性がない。
だから、成長に目を向けてやるべきことをやる。


俺はこの、「やることやる」という言葉が好きだ。

なぜなら自分が決めた目標のために、周りに左右されず、自分のタスクに集中しようとするようなメンタリティを感じるから。
自分のやることに目が向いていれば、他人が何をしていても、何を言われても、自分の行動がぶれることは減るし、自分で決めたことをやるということが結果的に自信にもつながると思っている。

そんなふうに、「やることやるぜ」と自分に目を向けて努力を重ねる。そうすると、充実感が得られる。前向きに、日々を過ごせる。最高!!!



俺は、実はこれが「やることやる」の落とし穴であると感じる。

やることやってるから成長できる。
今日もやることやれた。自分ナイス。

こんなふうに自分を肯定できるようにはなるかもしれない。心が前向きで良い気分かもしれない。
でも、気付かないうちにそこがゴールになっていることが多い。


自分を肯定できればいいのか?
やることやったという自己肯定の仕方が本当の自信なのか?


俺は違うと思う。きっとこれを読んでいる人の中にも、このような違和感を自分に感じたことがあるのではないかと思う。


努力する過程の中で、やるべきことをやっているという感覚は必要だと思う。行動に自信が持てるから。
これ自体は大事なこと。でもつい守りに入ってしまう。


俺はやることやってる。あとは結果が出るのを待つだけ。

こんな気持ちを持っている自分がいることに俺は気付いた。
やることやってるからそれでいいと、今までの自分を肯定したいがための労いの気持ち。自分をご機嫌にする心地いい言葉がそこにはあった。


違う。そうじゃない。

結果が出ていないのに、まだ何も成し遂げていないのに、気持ちよくなろうとするなよ。

結果が出ていないということは、足りてないってこと。
やることを100やっていると思っているなら、101を目指す。
もっと成長するためにできることはないかと思考する。
そうやって、より良い方法を探す。自分が目指すゴールにたどり着くために。

だから、試行錯誤に終わりはない。
この前読んだPDCAについて書かれた本にも、「このサイクルに終わりはない。PDCAが回り始めた瞬間に、計画→行動→分析→改善をやり続けなければならない」って書いてあったなそういえば。


だから、「俺はやっている」
この気持ちは今日やるべきことをやりきった1日の終わりに思うだけでいい。
次の日目が覚めた瞬間から、昨日の自分より成長するためのより良い行動にトライするんだ。
そうやって1日、また1日と行動していった先に、自分が欲しかった結果が手に入るかもしれない。


俺は毎日をそうやって生きようとしている。もちろん毎日完璧にできるわけではない。自分に負ける日もたくさんある。
結果が出ないことに嫌気がさして、無理かもなんて思ってしまう時もある。
でも、それを悪いことだととらえて悩んでいる暇があったら、「こんなに難しいからこそ成し遂げたら最高だ」と捉えてまた1歩踏み出せるかが大事なんじゃないかと思う。
ネガティブな感情は悪いものではないから、捉え方を変えるんだ。


結果が出ないのは自分には無理だからではなくて、
結果が出るに値する努力ができていないからだ。


そう捉えることで俺は足りない自分への劣等感から、行動に移そうと思える。
行動するのは得意。だからこそその強みを活かし、目標に近づくためにこういう考え方を忘れずにいたい。



ここまで読んでくれたあなたにまずは感謝したい。
実は今回のnoteは、自分への戒めが含まれている。
俺はよくストイックなイメージを持たれるけど、全然そんなことはない。今までたくさん甘えてきたし、妥協したときもある。
その結果が今の自分の立ち位置。JFLはレベルが高く、Jリーグに行くために激しい競争が行われている舞台だが、自分が本当に立ちたい場所はここじゃない。
Jリーグの大舞台に立つために、ブンデスリーガに行くために、
俺の努力は足らない。その自覚を持ちたくて今回のnoteを書いた。


自分に満足せず、常に謙虚に。

これでもか、これでもかと努力を重ねた先に、自分が望む自分の姿が必ずある。
成し遂げていないのに満足なんてできない。満足しようとしている自分との戦いには負けてはいけない。
だから俺は結果が出るまでやる。できるまでやる。できたら次はもっと上を目指す。
そうやって毎日を生きていく。それを体現していくためにこのnoteがある。

このnoteを公開する意味は、きっと自分と同じように感じている人は多いと思っているからである。
何か共感してくれたり、何かハッとした言葉があったなら、一緒に何かを変えていこう。

このnoteを読んだ時間があなたのこれからの人生にとって意味あるものになりますように。

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