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俺は運がいい。

俺は運がいい。
187センチ、85キロという恵まれた体格を持つことができた。

俺は運がいい。
真面目に努力を積み重ね、誠実に物事と向き合う性格になることができた。

俺は運がいい。
人脈に恵まれ、様々な人に出会い、多くの経験を得ることができた。


俺は運がいい。俺は運がいい。俺は運がいい。俺は運がいい。


俺は心の底から自分は幸運だと感じている。
理由は簡単、シンプルに良いことばかりだからだ。


小学3年でサッカーを始め、小6で柏レイソルに入団。足は遅い、跳び箱は飛べない、逆上がりもできない、そんな運動神経皆無系男子の俺にとってはこの時点で人生における大金星である。

そしてその大金星は止まらない。
中1、中2と、その世代の日本代表にあたる、「エリートプログラム」に何度も選ばれた。同世代で、プロで活躍している選手たちは、だいたい一緒にプレーしたことがある。(西川潤、山本理仁、川崎颯太、斎藤光毅、木村誠二、宮城天など)
中3でも、Jリーグ選抜に選ばれ、ブラジルでジーコが主催する大会に出場し、ジーコと写真も撮った。

柏レイソルのユースに上がることもできた。
自分の先輩や後輩には、猿田遥己くん(柏レイソル)や、小久保レオブライアン(ベンフィカ)、ゴリ君(千綿友、青山学院大学)、佐々木雅士(柏レイソル)など、すごいメンツの中で一緒に練習ができた。やっぱり俺は運がいい。

トップチームに昇格することは叶わなかったが、そんな自分に、特待を出してくれた東京国際大学に進学した。
3面あるグラウンド、サッカー部専用筋トレルーム。空いていれば、いつでも自主トレや筋トレをしていい、そんな最高に自分次第な環境がある。
そんな環境に入れた俺は運がいい。


ざっとここまでの自分の道のりをまとめたが、やっぱり俺は運がいい。
運がいいと言いすぎて、無理やり運がいいということにしていると思われそうなくらいだ。

しかし運がいいとは言ったが、決して楽な道をスキップで進んできたわけではない。
たくさんの壁があって、たくさん回り道して、たくさん泣いて、たくさん失敗した。
たくさんがっかりされた。死にたくなるくらい辛い時間もたくさんあった。
でも俺は運がいい。いや、だからこそ俺は運がいい。

現実を受け入れ、前に進むことができた。
毎日コツコツ積み重ねることが。功のカギだと気付けた。
自分を取り巻く、ネガティブなことよりも、
自分を取り巻く、ポジティブなことに目を向けて、
「夢を叶えるために、今から俺は何をしようか」と考えることが大事だと気付いた。


そうしたら、世界が違って見えた。
何をしたわけでもない、見るものを変えただけ。

世界はシンプルなのかもしれない。
ただ、自分が世界を絡め、複雑にしているだけなのかもしれない。


俺は最初から運がよかったわけじゃない。
運がいいことに気付けてなかったんだ。

試合に出れない、結果が出ないからこそ、できることがある。

スタメンで出た選手は、俺みたいに試合の後に追い込んだトレーニングができない。その選手がリカバリーをしている間に、俺は成長できる。
結果が出ていたら、今あるルーティンをリニューアルすることはリスクにもなる。でも結果が出ていなければ、失うものはないから大胆に挑戦できる


それがわかっていなかった俺は現実を見ることで志を失ってしまった。
プロになりたいのになんで現実はベンチなんだろう。なんでこんなに下手なんだろう。本当はこんなはずじゃなかったのに。
そんなふうに思う日々もあった。だけど、目を向けるべき場所はそこではないと気付いた。
本当に大事なのは、

今だからこそできることを探すこと。

現実と理想の間に大きなギャップがあっても、そんなことは問題ではない。
現実を見るのではなく受け入れ、そのギャップを埋めるために何をどのくらいやればいいのか。どんな風にしてそこまでたどり着くかを考える。
それが現実を受け入れるということだと思う。

理想はどんなに高くてもいい。今の自分からは想像もつかないような自分を目標にしたっていい。どんな自分にだってなれるから。
明確な目標と、そこまでの明確なルートが決まっているならば。
目標と道のりが明確であればあるほど、「できそう」という自己効力感につながる。
あとは決めた道のりを一歩ずつ進んでいくだけ。
1日1マスでいい。定めた目標に対して、定めたルートがある。そのルート通りに進んでいけば、必ずたどり着ける。


「俺にもできるかもしれない」

そういう気持ちは、人の心をワクワクさせる。
自分にはできる。そう思って毎日を生きることを俺は「人生無双モード」と呼んでいる。

人生無双モードの俺は、止まることを知らない。
そしてワクワクすることで焦りがなくなり、余裕が生まれる。
これは、現実を見る(自分以外の状況に目が向く、原因を自分以外に求める)ことから、現実を受け止める(自分に目を向け、そこからの自分の行動を自分で決める)ことができているからだ。


そうやってワクワクして余裕を持てると、視野が広くなる。
そうすると、「これも成長につながるかも」と、いろんな出来事の中にきっかけを見出すことができる。
きっかけは成長のチャンスだ。そしてそれはすべての人に毎日必ず訪れるものだと思う。
訪れたきっかけをチャンスだと思えるかどうか。

すべてのことに意味がある。
ありとあらゆる出来事がチャンスになりうる。
今だからこそできることを積み重ねた先に、思ってもみなかった「良いこと」がたくさんある。
その良いことの積み重ねこそ、俺が自分のことを幸運だと思える秘密だ。


俺は運がいい。
1秒後の未来には、どんな幸運が待ち受けているのだろう。
今日という1日の中には、どんなチャンスの原石が落ちているのだろうか。
考えるだけでワクワクが止まらない。
俺はその「幸運との出会い」を、どんな風に成長につなげることができるだろう。
そうやって成長したら俺は、どこまでいけるのだろう。そこからはどんな景色が見えるのだろう。
想像するだけで、楽しい。胸が高鳴る。

俺は運がいい。
さあ、このnoteを閉じた瞬間から、勇気をもって踏み出そう。
失敗は失敗ではない。それを受け入れ、乗り越えた先に成長があるなら、失敗も成功の内である。
今だからできることを積み重ね、すべての出来事に意味を見出す。
そうやって進んだ先に、「なりたい自分」がいる。
そんな自分に出会うために、俺は進み続ける。



2024年、柏レイソルに入団するまで、あと約730日。


俺は最高に運が良いから、たくさん引き寄せて、たくさん成長して、必ずたどり着ける。

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