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そこまでがんばらなくても会社役員になる方法③ 成果を出す(新規事業開発編)

えーこんばんわ。
今回は「そこまでがんばらなくても会社役員になる方法」シリーズの第3弾です!

そこまでがんばらなくても会社役員になる方法① 会社選び​

そこまでがんばらなくても会社役員になる方法② 地盤を築く​


あと、僕はバックオフィス関連業務(人事・財務・管理などなど)の経験がなく、新規事業開発・商品開発・営業・サービス提供(コンサル)での経験しかないため、今回は新規事業で商品開発をするまでを書いていきます。

その1 鵜呑みにしない

これは仕事で僕が最も重要にしている考え方です。
考え方じゃなくて、手法を教えろって言うのはわかりますが、ちょい待ってください。
新規事業開発などでもそうですが、基本的に上司や役員はこれまでの経験でいろいろとアドバイスをくれます。もちろんそれを素直に聞くのは正しいことです。しかし、正解かどうかはわかりません。

だから、常に自分で
「いや。。。そないに言っても。。。実際は。。。」
「あえて別のやり方をしたらどうだろう?」
「そもそも、これってやらなアカンの?」
「これをやらない場合どうなるの?」
「当社はそう思っていてもお客さんはどう思うだろう?」
と自問自答してください。

ビジネスに正解は無いですが、不正解はあります!

その不正解を上司や役員の話を鵜呑みにして実行してしまうと成果は出ません。。。

その2 新規事業はローコストで始める

新規事業をやらされる時点で正直ハズレくじ引かされてます。。。
ですが、創業間もないベンチャーで企画・営業畑から役員になろうとすると避けられない道かなと思います。
役員や上司からの期待だけやたら高いので、はっきりと

「新規事業なんて成功が難しいもんです!だからまずは小さく、ローコストでやらせてください!」

と事業をふられた際に、必ず言ってください。
そして、できるだけコストをかけずに始めてください。
そのためには、無形のサービスを創ることを前提としてください。
ITサービスの開発や他製品のOEM開発、仕入れコストが発生する事業は、
失敗した際のダメージが大きく、失敗したレッテルを貼られるので、なかなか再浮上は難しいです。。。最悪、会社が潰れます。。。

また、販促に関しても高いお金をかけてデザイナーに商品パンフを作ってもらったり、広告費を10万以上かけたりしないほうがいいです。そんなことしなくても、成果は出せます!詳しくはその4を読んでください。

その3 新規事業を担当するなら「既存顧客に対して新規商品(サービス)を展開する」の一択

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©GLOBIS All Rights Reserved.  https://globis.jp/より抜粋

この図、「アンゾフの事業拡大マトリックス」というらしいですw
世の中的に、新規事業として展開されるのは、第2〜4象限、です。

既存顧客に対して既存商品を売る「市場浸透」はWEBマーケか営業の組織化の話になるので、こちらは今回は飛ばします。「市場浸透」を新規事業として会社が捉えているのなら、絶対にそのプロジェクトには参画してください。成功確率が一番高いです!

そうじゃない場合。正直、「新製品開発」以外は無理ゲーです。
なので、上記以外は担当にならないようにしてください。もしなってしまったら、これから書くことを上司や役員にお話しください!

新市場開発の方が簡単に見えますが、創業間もないベンチャーでは「営業力」が非常に弱いです。社長のネットワークで掴んできた大口顧客や、たまたまヒットした商品を一定の顧客に使ってもらっていることが多いです。
そもそも、営業人員もいない場合が多いです。この象限は今までツテのない顧客を探すことから始め、提案し、案件管理を行い、受注していく必要があります。これを行うために、狙い目の業界にツテを持っている人材を業務委託や社員雇用する場合がありますが、その狙い目の業界がそもそも間違っている場合も多く、そうなった場合の、雇ってしまった人材をどこで活用するのかなどの調整で時間もコストも取られます。案外、その人員が結構お荷物なのに、これまでの経験もあったりで人件費爆上がりの可能性もあるんです。。。
新たに開拓する市場(顧客ターゲット)が明確で、社内リソースやローコストで活用できる社外リソースでその業界にツテがある場合を除いて、「新市場開拓」を担当するのはやめましょ!

次に、「(狭義の)多角化」。こんなもん、ターゲット顧客も決まってないし、商品もない。。。これを創業間もないベンチャーがやろうとしているのは、ギャンブル過ぎ!僕なら、役員を説得するか、転職先を探します!

では、なぜ「新製品開発」はOKなのかを書きますね!
創業間もないベンチャーには、非常に協力的な顧客が付いていることが多いです。社長のツテや、既存商品のコンセプトや会社の想いに共感をいただいている方が顧客の例が多いです。

だから、「新製品開発」が狙い目なんです!
ちゃんとその4で解説します。。。

その4 創って→聞いて→創って→作って→売って→創って・・・・・

なんじゃそらってなりますよね!?
これは、「V字回復の経営 2年で会社を変えられますか」の
創って→作って→売るを参考に僕が作った理論というより手法です。

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簡単に言うと、商品企画の時点で仲のいいお客さんに提案してみたり、アドバイスを貰いに行ったりして、お客さんに売れる商品を教えてもらう手法です。

この手法、創業間もないベンチャーほど使えるのです!
なぜなら、創業間もないベンチャーには、非常に協力的な顧客が付いていることが多いって言ったでしょ〜。(覚えてました?w)

そして、このお客さんはその会社に成長して欲しかったり、将来性に期待しているのです。だから、頼りましょう!社外の商品開発チームの一員にしちゃいましょ!

具体的には、まずは商品の概要(提供価値・利用シーン・利用イメージ程度でいいです)をスライド一枚にまとめて、それを仲がいいお客さんに持っていきます。

そこで、「ぶっちゃけこれ買ってくれます?」と聞いてくださいw
おそらく、「いや、無理やな!」って言われます。
「なんで?」
「いくらだったらいい?」
「2つだったらいい?」
「じゃあこのサービスを付け足したら?」
「そもそも的外れ?」
「言われたこと直したら買ってくれる?」
「あなたの業界の人はどうすれば買ってくれるの?」
と質問攻めにして、たっぷり改善アイデアを貰って帰ってください。

これを3〜5団体、各2回ずつ繰り返すと、
あら不思議、売れる商品ができています。

そして、売れる商品ではなく、売れた商品になる可能性もあります。
その頼らせてもらった顧客に買ってもらえるからなんですねぇ〜!

ちゃんと聞きにいくときには、手土産(プラスになる情報)を持っていってくださいね!

そして、売れる商品ができたら、使ってもらって改善すべきところを聞き続ける!当たり前だけど、これがなかなかできない。。。

まとめると
新規事業はそもそも失敗する可能性が高い旨を役員に伝えて、期待値を下げる。そして、失敗してもいいように「ローコスト」で始める。
新規事業を担当するなら、「新製品開発」。
お客さんを社外の商品開発チームとして活用する。

ここまで読んでくださりありがとうございます!!

次は、営業に関して話してみようと思います。


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