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子供との会話

ロシアウクライナ情勢はまだ出口が見えませんね。ロシア制裁が新しい分断を生んで、新しいパワーを持った国が今後出るんじゃないかって将来国家間のパワーバランスも変わってきそうですね。

「ロシアとウクライナのせんそうはいつ終わるの?」

6歳になる息子もよくテレビを見るたび話します。私たち大人だけでなく、子供もメディアからいろんな情報を得て、疑問に思うのでしょうね。
私も聞かれれば、わかりやすく話すようにしています。

子「なんでロシアとウクライナは戦争をしているの?」
私「ウクライナとロシアは昔同じ国だったの。でもお父さんが子供の頃 ロシアとウクライナに分かれたんだよね。でもロシアはウクライナとずっと一緒になりたかったんだけど、ウクライナは一緒になりたくなくて嫌がってたんだけど、ロシアがついに怒って戦争してきちゃったんだよ」

だいぶざっくりですが、こんな感じで説明しています。ただ、「いつ終わるの」とか答えられないものも多く、そして一番悩んだのが、「どっちがいじわるなのかな」という質問です。

日本で触れるメディアの多くはウクライナ側の立場が多く、感情的にもロシアのしていることは許されないことだと私も感じています。ただ、それを子供にただ教えることは別だと思っています。子供の目で見て耳で聞いて感じたことで考えてもらいたいから。なので、こう答えることにしました。

「どっちが悪いかはわからない。でも、国が欲しいとか自分の願いのためにたくさんのお家を壊して人を傷つけて、大事なふるさとを追い出してしまうことをしては絶対ダメだと思う」と答えました。

21世紀子ども百科

まだ売ってましたね。子供の頃背表紙がすり切れてページもボロボロになるまで読んだ本です。子供との会話で、そこにあった記事で印象に残ったものを思い出しました。それは「せんそう(戦争)」です。

この百科事典は食べ物とか、体とか、おもちゃとか、そのほとんどが名前のついた『モノ』を説明していたのに、「戦争」は、操縦席に乗って飛行しているパイロット(おそらく戦闘機)や、ボロボロの服を着て子供を抱えて泣いている親子(難民)の写真が載っていて、「戦争」という名前の『モノ』が見当たらなかった。一体「戦争」とは何なのか疑問でしばらく考えていた記憶です。この辞典にも載っているということは、子供にも「戦争」とは何か考えてもらうためでしょう。私が子供ながらに考えていた同世代の、今の息子と「戦争」について話すことになるとは思わなかった。これをきっかけにゲームとか身の回りのことだけでなく、広い世界のこともこれから話していきたいです。

プレーオフ

W杯出場国は全く見ていませんでした。ウクライナも出場まであと一歩だったんですね。試合終了後のサポーターとのクラップは見ていて鳥肌が立ちました。こんなこと言える立場ではないですが、ウクライナ代表の活躍はまさに国の象徴となっていて、自国民だけでなく全世界の人々に励ましと勇気を与えてくれるものだと思います。ぜひいい結果になってほしい。(その一方でロシアはプレーオフの出場権はく奪されていたのですね。彼らもまた被害者だと思います。どこかで報われてほしい)今後の代表に注目したいと思います。もちろん日本代表も。

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