見出し画像

イギリスの思い出その6

遂に夢にまで見たストロベリーフィールドに遭遇。東京の友人から借りてきたカメラでカシャカシャ撮りまくる。がここで緊急事態発生!トイレを催してしまう。それもかなり強力に。なぜこんな時にこんな所で!ここは郊外でカフェもレストランもない。あああそこに公園が。しかし公衆トイレなどない。植木の陰で?すると犬の散歩をしている人が現れ、NG。とにかくカフェがありそうな所まで歩き続けるのだ!朝食を食べ過ぎたのが裏目に出たという感じでした。油汗を流しながらひたすら歩く。あった!一軒だけカフェが!入店後、ONE COFFEE PLEASE! 叫んですぐさまトイレへ。ふー、何とかセーフ。があまりにも短いストロベリーフィールドでの時間でした。

気を取り直して今度はペニーレインを探す。今度は割とカンタンに発見。のんびりと散歩。途中でジュリアン・レノンにそっくりな青年が見慣れない僕を見て親切に話しかけてくれる。「何かお困りですか?」「いえ、大丈夫です。ありがとうございます。」みんないい人だなあ。夕方、市内に引き返してエリザベスのオフィスに連絡。「もう少しで終わるからオフィスに来る?」オフィスにお邪魔する。そこはどこか芸能プロダクションの様な所だった。僕のつたない英語では何なのかわからない。カイリー・ミノーグやジョンレノンの美術学校からの親友でビートルズの一員だった事もあるスチュアート・サトクリフのポスターが壁に貼ってある。(見出しの写真、参照)「カイリー・ミノーグは日本でも人気ある?」「結構あるよ。」「さあ、今日は終わったから、パブに行きましょう。後で友達もジョインするから。」パブに行くと失業中のおじさん達が酒をたかってくる。まるでゾンビのように。おお、なんだこれは!エリザベスは慣れていて、みんなにビールをおごってやる。ここでは職のある人間が職の無い人間をサポートするのだ。貧しい時代の日本もそうだったかもしれない。僕はショックを受けました。(続く)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?