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巻末資料:音名一覧表

本マガジンの巻末資料として、音名一覧表をPDFおよびExcel形式でご用意いたしました。

音名についての概論

  • 音名に関する基礎的な知識について、必要に応じてこのマガジンの2.1節もご覧ください。

  • 1オクターブの中に鍵盤は12個しかありませんが、音名は幹音7つ(いわゆる白鍵のドレミファソラシ)に加え、そのそれぞれに対する派生音が4種(シャープ、フラット、ダブルシャープ、ダブルフラット)ありますので、合計35個になります。

  • この音名一覧表は、この35個の音名を、英語式、日本式、ドイツ式で網羅するものです。イタリア式については、派生音の名称(♯=diesis, ♭=bemolleなど)を使う機会は少ないと判断し、幹音名のみ記載しています。

音名一覧表:凡例

  • この表における音名の配列は、この手の表で一般的なドレミファソラシの順ではなく、ファドソレラミシの順となっています。これは、音楽理論全般における「完全5度の積み上げ」を重視する私の立場を示したもので、まさにこの部分に私のバージョンの特徴があると考えております。

    • この表では、左に一つずれるたびに完全5度下がる、右に一つずれるたびに完全5度上がるようになっています。

    • 完全5度の積み上げについては、特に本マガジンの第1章前半(ピタゴラスの実験のあたり)、および2.3節の前半などで触れていますので、必要に応じ合わせてご覧ください。

  • 一番上の行で、五線譜(ト音記号)上での表記例を示しています。

    • ピアノの鍵盤で白鍵を弾くものは白玉、黒鍵を弾くものは黒玉で示してあります。

    • 幹音にはすべてナチュラル(♮)を明記しました。

    • 五線上の音の高さについて、幹音は第一間から第四間の間に収まるように配置し、派生音はト音記号での調号において♭や♯を書く位置に準じました。

  • ドイツ式の音名についての注意:

    • 私なりのカタカナ読みを併記しました。なお、たとえばFisisはより正確には「フィスィス」と表記すべきではありますが、カタカナとしての読みやすさを優先し「フィシス」としました。

    • 赤字で示したものは、いわゆる不規則変化にあたるものです。

    • AsasはAses、BBはHesesまたはBesと呼ぶ場合もあるようですが、混乱を避けるためこの一覧表では採用しませんでした。

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