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第2回【ボランティア旅】アラスカ Kenai編

2時間ごとにアラームをかけて目をさます。
一酸化炭素中毒と凍死が怖くて疲れがたまる一方だった第2回のボランティア旅を紹介いたします(笑)

まず場所はアメリカ合衆国アラスカ州キーナイペニンシュラ(半島)で
アラスカの遊び場と言われる程過ごしやすいと州内で言われております。

アラスカ最大都市:アンカレッジから車で4時間弱

キーナイ空港に夜の9時ごろに着いて迎えにきてくれたのが
2週間ほど連絡を取り合っていた4人家族のお母さん、マラ。
凄く話しやすい人で帰り道にビールを買ってくれる優しいお母さんです。

事前情報

事前に得た情報では僕は大型テント泊(写真のようにしっかりしたやつ)、
仕事はキャビンの建設、ヘラジカの保護区内でヘラジカはもちろんコヨーテなども見れるとのこと。
テント泊には不安を覚えましたが日中はホストの家の中で作業をしたり暖まれば良いと思ってワクワクしてました。


1.5メートルほどの雪の上をスノーシューズで歩いて寝床に到達します。

誤算

誤算①
スノーシューズ(雪駄)を履かないと自分のテントに辿りつかない。
誤算②
ホストは家ではなくキャンピングカーに住んでいる為(パパママに子供2人、猫24匹、犬2匹)暖まる場所が無い。
誤算③
敷地内に動物を見なかった。
誤算④
ホストのマラが忘れ物多すぎる。

挙げるとキリがありませんが誤算が多かったです。
テント泊の薪暖炉も使い方は教えてもらったものの薪の組み方等は簡単に説明されただけでなかなか上達できませんでした。

2時間おきにアラームをかけて薪を焚べないと火が消えて凍えるので体は休まらず、暖炉内の空気調節を間違えるとテント内が煙で充満する恐怖に心も落ち着けませんでした。

仕事内容

★☆☆☆☆
キャビンの建設等をするとのことでしたが基本的に雪かきがメインでした。
雪かきも初めての経験だったので楽しかったのですがお願いされた箇所を終わらせると翌日に大雪が降ってやり直しの繰り返し…
考えるとまだアラスカも冬なので雪が降ることは当たりまえなのですが
なんでこの仕事をお願いしようと思ったのだろう…

学び度

★★☆☆☆
夫婦2人ともアラスカ生まれ、アラスカ育ちということもあり
キーナイに関しての地理的な学びなどは多くしれた。
特にドライブ中などは山脈を通って火山の説明をしてくれたり、自生するアラスカ特有の植物の話などを聞かせてくれた。

しかし最も興味のあった北極圏のことや動物のことなどは特に関心がなかったようで特に得ることはなかった。

子育てに関しても個人的に興味があったが
学校の制度に反対で子供をホームスクールにして学校に通わせない。
かつ、滞在していた期間に実際にホームスクールとして何かを教育している姿は
見たことがありませんでした。

節約度

★★★★★
ビールやアイスホッケーのチケット代、欲しい朝ごはんや調味料など
割と気前よく買ってくれたので朝ごはんは毎朝自分で
作らなければならなかったのですが、
オートミールとハチミツ、ピーナッツバターで活動するための
エネルギー補給をしっかりしていました!


まとめ

総じてキーナイのことを知れたこと、
大量の雪かきを経験したこと、
チェンソーの使い方を教えてもらったり
反面教師にはなるが個人的な意見で悪い例と思う子育てを見れたことは
良かったように思う。

実際に冬で雪や天候の影響でほとんど仕事がなかったため
2週間でもう少し気候の穏やかなHomerという街に南下して
別のホストを探すことにした。

以下、キーナイでの思い出の写真を添付します!


夜中2時のテントから出て空を見上げた時のオーロラ
1ヶ月禁酒後のビール
宿泊していたテント
電気なし、灯りなし

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