見出し画像

研究者という変人集団

昔は、大学には随分変わった先生がいらっしゃいました。
要するに変人集団でした。
先生が先生なら学生も学生で、今のようなお利口で真面目にきちんと地に足のついたことをそつなくこなすタイプの方は少数派だったようなイメージがあります。
それでも流石に東大は、研究者からだんだん政治家というかそういう方向に成熟されていく方が残っていくようなイメージがありました。それに対して京都大学は全くもって楽しいところでした。変人というのが褒め言葉になっている大学の伝統はまだまだ引き継がれています。なんと、京大変人講座まであるくらいですから。

ここで思い出したのは、ベエ〜っと舌を出しているアインシュタインの有名な写真です。彼も、超がつくくらいの変人です。今までの常識を突き破って何かを突破する人たちというのは、地に足がついていません。地に足がついている人たちは、常識や今までの経験から慎重に物事を判断していきます。だから、新しいことの創生はできないのです。

前人未到の地を開拓していくことには危険が伴います。ワクワクドキドキの連続です。天を見上げてばかりいて地に足がついてないと落ちたり大怪我をしたりすることもあります。事なかれ主義の反対を行くのが、新しいものを産み出し突破していくこの愛すべき変人たちです。この変人たちが自由に変人でいられる場があれば、世の中がもっと楽しく幸せになっていくはずなのですが、最近は変人であることが難しい社会になってきています。

将来の予測ができない時代にもかかわらず、予測しようとして無理やり理屈をこねては失敗し、屁理屈をつけてなんとか説明しようとして失敗に失敗を重ねてそれでもまだやめないのは、素人目にもおかしなことだと分かっていると思うのですが。
誰がみてもおかしいと思えることが常識になってしまっている世の中を突破するためには、変人が登場しなければなりません。大きなリスクが伴いますが、リスクをなくすことを目標にしていたら何も前に進まないのは、「石橋を叩いて割ってしまう」という例えでおわかりではないでしょうか。

石橋を叩いて割りますか?
それとも・・・
思いっきりジャンプして、ペガサスの翼をつけて飛翔しますか?
Tuuliは風に乗ってどこまでも飛んでいきます。
変人さん、いらっしゃ〜い!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?