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石の思い出 

新年を迎え、今年の目標、これからの人生のことを考えました。
色んな目標を立て、毎日を楽しく充実させたものにしたいと思う中、中断して気になっているバイオリンを取り出してみました。数年ぶりに・・・。
ちょっと弾いてみようか?…と弓を張ると、あらあら、ボロボロと馬の毛が切れて出てくるではありませんか!
ごめんねぇ、とほったらかしにしてきたことを謝りながら、松脂を塗ってみます。
調弦しようとしたら、・・・・もう、私の手ではどうにもできないほどに狂っています。 
琴を弾いていらした先輩を尋ねました。
音を合わせてもらい、おかげでなんとか思い出しながら弾けるようになりました。

その時に、美しい石のペンダントをいただきました。
アルゼンチンへご親戚が移住されたときのものだそうです。
ピンクの大きな石です。

私の大切な石も思い出されました。
スリランカへ旅したときに買ったピンクサファイア。
金の葉っぱの装飾がされたネックレスと指輪に作ってもらいました。 
でも、派手すぎて、ほとんど出番なし!
しかも、私には金はあまりに合わない。
若いときは気づかなかったけど・・・。

ただ、このピンクサファイアを見ると、カワセミの何羽も飛行するジャングルや甘いチャイ、真っ暗な夜に無数の星がまたたいていた時間がよみがえってくるのです。

パリでもらったアメジストもあったなぁ・・・。
モロッコで危険を冒しながら、銀の指輪にしてもらったなぁ・・・。
とくれば、迷路の町マラケッシュのレンガ色の壁、甘い甘いミントティー、かがり火の焚かれるマーケット、大鍋の中のかたつむり・・・。

思い出の詰まる大切な石だけど、それを自分の意志で誰かに譲る日がくるだろうか・・・?


その日は石だけでなく、本もいただきました。
これからお母さんになる人たちに伝えたいことのたくさんある私に、読んでほしいと・・・。そこには、懐かしいお世話になった助産師の先生のお顔がりました。
読み直していると、先生の愛に満ちた厳しいお言葉が思い出されます。
しっかりと伝えなければ・・・。未来のママたちに。

新年は、今までとこれからを見つめなおして、それを新たな行動に移すと色んな刺激が入ってきます。

これからの人生の楽しみの一つに楽器が弾けるというのは、とてもいいですよね?
また、先生に教えてもらうかどうかは、まだ決めかねていますが、以前弾いた曲を思い出しながら練習をしていきます。

たくさんの目標、夢を思い描いて、少しずつ実現させていきたいです。

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