見出し画像

「風と香と」について②

 ✎𓈒𓂂𓏸
前回からの続きです。


さて、子供を連れ、離婚を胸に(笑)実家での暮らしがスタートします。

この頃の私は「とにかく人様のために」という思いがすごく強かったため、それが伝わりやすい接客の仕事に就きました。
でも心の中ではいつかアロマで独立、と思いながら働いていました。

一生懸命頑張って働きました。

そしてそして念願叶ってトリートメントサロンをオープンさせました。
なかなか好調の出だしでした。

実はその時より前からヒーリングもしていました。
トリートメント中にクライアントさんの体にそっと。
(ヒーリングについてはまた後日お話しします)

サロンを始めてしばらくのこと。
トリートメントも楽しいんだけど、今まで以上に香りのほうにも興味がいき、少しずつ調香するようになりました。当時は今より精油の種類が少なかったので複雑な調香はできませんでしたが、少ない精油でも好きな香りや、調香による香りの化学変化がとても楽しくて、調香する喜びを再度実感しました。

調香したものを販売していこう

そう思うようになり、少しずつ香りの雑貨を作り、販売していきました。

ある日のことです。

私はもう10年近く瞑想をしているのですが、その時も夜に瞑想をしていました。
今でも起こるのですが、瞑想状態が深くなり、霊的な世界と密な感じなり、空気感がスーッと変化した時です。ふわぁっといい香りがしてきました。フローラル調の香りです。

「あれ、香りなんてないのに、なんで甘い花の香りがするんだろう」と思いました。

そう思うと香りはしなくなりました。

「あれは何だったんだろう。それにしてもとってもいい香りだったなぁ」

それから何度か瞑想中に香りがするようになりました。
香りは、ブレンドされた香りや、ラベンダー、ティートリーのように、はっきりとシングルノートの場合もありました。

「これはもしや。。」

信頼するスピリチュアルマスターにことの経緯を話すと
「それね、霊臭だね。霊臭っていってもあなたの場合は高次元から来る香りとガイドスピリットが教えてくれる香りだよ」

とのことでした。

それからは瞑想中の芳香現象はあったものの、神社に行った時や、テレビを見ている時、SNSを使用している時、人と話している時もしてくるようになりました。

ただ中には、テレビやSNS、人と会話をしている時、あまり良くない場所とかに行くと悪臭に近い香りがしてくる場合もあったのでしんどい思いもしました。。

そして香ってくる香りの強弱、波が強い時と弱い時があって、強い時は嗅ぎたくないのに嗅がなければいけない状態になるので、これもまたしんどいのです。

プラス、どぎつい芳香剤の香りが覆いかぶさると体全体がチーンネガティブとなるのでした。。

そんな中、私の心の根底にある「人様のために」という思いもあってか、この芳香現象を香りが必要な方へリーディングを通して調香する流れとなったのです。

ここでもまた順調な出だしでした。

私は当時、「香りがしてくる変な人間のリーディングと調香なんて、不気味がって誰も来てくれないだろうな」と思っていました。

ところが意外と興味を持ってくださる方が多くて驚いたのです。
そして「あの香りのおかげで夢に近づけました!」とか「考え方がまるで変わっていい方向へ向かっています!」というお言葉までいただくようになったのです。

ちょっと前まではスピリチュアルなことはタブー視されるような世の中でしたが、今はスピリチュアルなことを受け入れる方が随分と増えたなと感じています。
ただ、間違ってスピリチュアルを捉えている人、また実践している人も多いですが、それでも時代が変わったなと実感しています。

そんな中、またまた試練がやってきたのです。
そこからがこの『風と香と』の誕生へと繋がっていきます。

続く ✎𓈒𓂂𓏸

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?