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木立の間

木立の間
時がゆらいで
かくれんぼ

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とある森の遊歩道。

足を踏み入れると、どこからか笛の音が聞こえてきます。だれかが練習をしているのか、はたまたライブでもしているのか。

歩みを進めていくと、ランダムに響いてくるその不思議な音色にどんどん引き込まれていきます。

少しずつ大きくなる音にドキドキしながら、音の鳴る辺りに近づいてみたら。

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音の主は、この森に新しく収蔵されたアート作品、「ウィンド・ウッド」と名付けられたサウンドインスタレーションでした。

辺りを見回すと、森の樹々の少し高い所に、場所を選んでいくつもスピーカーが据えられているのを見つけました。

ふわふわと風に舞うような不安定なこの音と。鳥のさえずりと。

とても引き込まれました。

そのからくりは、とある楽曲からフルートの音色だけを取り出して音階ごとに解体したものを、11のスピーカーからそれぞれ鳴らすというものでした。

面白いことをするものですよね。作品として完成していたものを分解して並べることで生まれる無為自然の浮遊感。

わたしも、面白いことがしたい!!!

大いに触発されました。

とはいえ、いったん音が途切れれば、次はいつ始まるかわからない。なかなかの撮影泣かせでした。

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実はこの遊歩道。箱根にあるポーラ美術館を取り囲む森にあるのです。

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2年ぶりにやってきたポーラ美術館。

白を基調にガラス張りを生かした明るい作りが美しい、わたしのお氣に入りスポットです。

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写真の奥に見えるのは、美術館の吹き抜けのフロアを利用したカフェです。

自然光が降り注ぐ氣持ちのよい場所でした。

エアコンで体が冷えたので温かいコーヒーと、少し甘いものが欲しいなと思って目があったのがこちらのケーキ。

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なんて愛らしいんでしょうか!

本来はこういういかにも中身がムースですというケーキは選ばないのですが、この日は違いました。なぜだか惹かれてしまうのです。

ということで、思い切ってこちらのケーキをオーダー。爽やかな酸味と甘さのバランスが絶妙で、最後のひと口まで美味しくいただきました。これまで食べてきたケーキの中で一二を争う美味しさに、体中の歓喜が鳴り止まぬカフェタイムとなりました(笑)。

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展示作品の中ではマティスの切り絵が氣に入りました。近くで見ると、ハサミで色紙をきった大胆な線や色紙を貼り合わせた跡がよく見え、作品の生々しさにそそられます。ミュージアムショップで購入した絵葉書を、早速家にあった額にいれてみましたよ。

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撮影可能な常設展示作品の中では、こちらの作品のドレスの色合いに悶絶。こんなドレスなら着てみたい!

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ミュージアムショップには、他にも魅力的なものが沢山。マティスがデザインしたテキスタイルの柄を復刻した大判のストールも素敵だったけど、色合いがわたしには似合わなくて断念しました。

ポーラ美術館、来年も行く氣満々ですよ♫









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