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【インタビュー】完成迫る‼︎学校建設経験者にインタビュー‼︎

こんにちは!幼稚園プロジェクトのエースケです!
今回は、私たちが所属している国際協力NGO風の会のハルトさんにインタビューしていきたいと思います!

この記事を最後まで読んでいただいた後に、「スキ!❤️」をお願いします!

ハルトさんは、ラオスのナンサイター村に小学校を建設する計画を2021年秋頃から開始し、2023年夏に遂に学校建設を終える予定のプロジェクトのリーダーを務めてきました。約二年間の彼の奮闘の経験を我々の今回のプロジェクトに生かせるのではないかと思い、今回このインタビューを行いました。

https://note.com/afw_kazenokai/n/n4767fb82626f

ハルトさんが資金調達に成功したクラウドファンディングはこちらです。プロジェクトの詳しい概要などは、ここから確認してみてください!↓

ラオスでのハルトさんの様子

どんな活動を行っているのか

────まず、ハルトさんが行っている活動を詳しく聞いていきます。
今回の学校建設を始めたきっかけについて教えてください。

ハルト:今回の学校建設を始めたきっかけは、ラオスで今後、弊会が活動するために大きな実績を作りたいと思ったことですね。初めは、教育面でのニーズを感じていたので、それに対しての支援を行いたいと思っていたのだが、自分たちに何が出来るのか、お金を払える能力があるのか、現地の人に証明し、信頼してもらえるようにならないといけないなあと感じたんです。この2年間は、自分たちが責任をもって取り組めるのかを示す期間でしたね。


────次に、学校建設を行っている目的を教えてください。

ハルト:目的は学校が建つことではないんです。最大の目的は今回の学校建設を通して、村の人たちと、より良い教育を作っていこうという意識を共に作っていき村の人たちの教育に対する思いをブラッシュアップしていくことですね。


────続いて、この建設のゴールはどこに設定していますか。

ハルト 最終的なゴールは2つあります。
①物理的に子供たちが安心して勉強ができる環境づくり
②完成後にどう校舎を使用していくのか、明確にしていく
建設期間中の現在、この2つのゴールの実現のための活動を行っているところです。

現在のナンサイターの様子


現在の立ち位置とは

────そこに向けて現在の立ち位置を教えてください。

ハルト 現在は~%ですというのは測れないのですが、生徒の自己実現の達成を100%とし、弊会の目的である自立支援にどのくらい貢献できているかで考えると5%くらいかな。


地域コミュニティとの関わり

────私たちは地域コミュニティを巻き込んでいきたいと考えているのですが、その点に関しての意見や実践されていることを教えてください。

ハルト:
私たちはコニュニティースクールとしての学校を目指している。


────学校評議会を立てるにしても、現地の先生や関連団体、行政の負担が増えてしまうのでは?どうやって巻き込んでいったのですか?

ハルト:
学校建設期間を通して、保護者の方々や村長の教育を通して、村を良くしていきたいという意識を醸成してきた。学校の在り方を自分たちが提案して、現地の人たちの意識を引き出していきたい。生徒たちと住民の人たちと共に授業をみんなで作ることで、生涯教育の場として、関わる全ての人が学んだり、楽しめたりできるような活動にする。そうすることで村の人がより多く関わってくれるようになっていくのではないか。


────持続可能な学校運営を実現させるために私たちは何ができるのでしょうか。

ハルト:
そうですね、今回の計画は一応、終わりを2026年に設定している。いつかは私たちは撤退しなければならない。そもそもなぜ教育があるのか、教育という分野に国は投資しているのか、それはより良い国を作りたいから。その立場から考えると、私たちは自立の定義を、コミュニティースクールが運営できるというところに置いているので、ナンサイター小学校が周りの地域の学校にとってのモデルケースになり、他の地域に広げる橋を架けることができるようになったら、持続性が生まれるといえるでしょう。これが私たちが目指すところですね。

建て替え前の校舎に通う子どもたち

広報活動について

────ハルトさんたちは広報活動をあまり積極的に行っていませんでしたが、広報活動に対しての考えを教えてください。

ハルト:
広報<ソフト面という前提を忘れてはならない。広報は、資金調達のために行ってはならない。そこの線引きはしっかりするべき。何かしらの目的を持った広報活動はいいが、そこがメインではないし、自分たちがなぜ今回の活動を行っているのか、自分たちが目指す世界と現地のニーズが一致しているか、を示すことでそこに共感してくれる人は現れる。自分たちと目指す方向性が一致する相手を見つけて、そこにコミットしていく。自ずと、やるべきことはみえてくるのではないか?


────ハルトさんが2年間プロジェクトを継続してこれたモチベーションは何なのでしょうか?

ハルト:
大切にしてきたのは、支援先にとって価値のある支援にしようということですね。教育の分野では、どんな問題があるのかを最初は考え、算数教室をやりたかった。しかし最初から教科に踏み込むことは難しい。今やっているプロジェクトは自分がやりたかった支援の基盤を作ること、本当に水面下の活動で終わってしまった。モチベーションは自分に軸を置いている。他人のために、を軸にしてしまうとどうしても変な上下関係を意識してしまう瞬間が生まれる。支援者と受益者の関係ではなく、対等な関係を構築しようと思うと、自分がどういう社会を実現させたいかを意識し、そこに向けて進む方がいい。そこを明確にした方がいいかもしれないですね。

────インタビューは以上になります。ありがとうございました。


インタビューを終えて

今回、このタイミングでハルトさんとのインタビューを行ったことは僕たちにとって大事な一歩であり、軌道修正のためのいい機会になったと思います。彼の2年間の試行錯誤は僕も見ていたので、その姿勢を見習っていきます。学校を建てるためには、多額のお金がかかるので資金調達に重点を無意識の内に置いてしまっていました。

地域を巻き込んでいくというところまで、まだ考えが不十分な段階だと改めて気づかされました。幼稚園を建ててほしいというニーズはどこから発生しているのか、村長や小学校の校長が言っているだけなのではないのか、地域の女性や子どもの本当のニーズが何なのかを調査し、考えていくことが今後僕たちがやるべきことなのかなと思います。なぜ自分たちが、このプロジェクトをやっているのかを主張できるようにならないとならないし、そのためには、現地の人たちや行政とも目指す方向、方針を一致させていかなければならないです。

自分たちが目指す社会・教育を固め、「目的」と「意義」を固め、自分たちの目指す方向性を現地の真のニーズと重ね、関連するすべての人と同じ方向に向かって協働することが大切だと今回、気づかせてもらいました。再度、チームで目指すべき方向・目指したい方向を話し合い、現地の関係者との対話もこれまで以上に大切にしていきます!

話は少し逸れますが、先日、大学の特別講義で、ある有名なスポーツライターの方がSNSは盛ったり映えるものではなく、自分のありのままを晒すしかないと仰っていました。僕はこのNoteでは、自分たちのありのままの活動や感情を晒していこうと考えています。今読んでくださっている方が、バズではなく、フォロワーになってくれるようなNoteにしていきたいと思っています!

僕たちのプロジェクトに多くのフォロワーを巻き込み、僕たちが目指したい方向に共感してくれる輪が広がっていけばいいな!と思います。

最後に

今後もnoteでは、インタビュー記事の掲載を予定しております。他にもさまざまなコンテンツを計画しているので、ぜひフォローをお願いします!

いつも応援してくださり、ありがとうございます!!
気に入って頂けましたら、ぜひ「スキ!❤️」をお願いします!

長文にお付き合いいただきありがとうございました。
次作も期待していてくださいね!それでは!

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首都プノンペンから車で約5時間、カンボジア・バッタンバン州ロムチェク村には、幼稚園がありません
そのため、初等教育を受ける段階で、子どもたちには学力差が生まれ、集団行動についていけないという教育的なデメリットが生じています。また、児童を預けられる場所がないことで、親には共働きという選択肢はありません。
それを解決するために、幼稚園建設プロジェクトは発足しました。幼稚園の建設・事後支援を行い、ロムチェック村の発展と子どもたちの教育環境の改善に寄与することを目標としています。

現在、幼稚園建設プロジェクトでは、支援者様・協賛企業様を探しています。
もし、ご興味がありましたら下記のメールアドレス、または各種SNSからお気軽にお声掛けください。

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