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本当にこの気持ちが変わるのか

最近流行りのコミックエッセイは「離婚」をテーマにしたものが多い。

なぜ旦那さん・奥さんが嫌いになったのかを事細かに綴ったものや、離婚に至る過程を描いたもの、離婚を決意していたがそれを乗り越えたもの、いろいろな角度や目線ではあるが、離婚を中心とした作品はとても人気がある。

こういうコミックエッセイで、「人気がある」というのは、すなわち「共感性が高い」ということを意味していると思う。

つまり、多くの人が「離婚」について考えたり、それと近い境遇にいたりするということだ。

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まだ独身の私だけど、時々そういうコミックを読んでしまう。

私の場合は「共感」ではなく「興味」だ。

私自身は独身だけど、兄弟や友人に離婚している人も多いので、他人事とも思えないところがあるのかもしれない。

ただ、今の私は結婚を決めた彼がいて、今週から一緒に住み、年末には籍を入れる。

離婚経験者の母や姉曰く、「今が1番楽しい時期」らしい。

大抵の離婚物コミックエッセイも、結婚する前からギクシャクしていたわけではない。

結婚する前はもちろん、結婚してからもしばらくは幸せで、1番は子供ができた後の生活・心情の変化が多いけど、家を買ったり、親の介護問題だったり、子供達が巣立った後のかすがいを失った熟年夫婦だったり。

そういった環境の変化が、生活と心情を変え、夫婦関係にも変化が生まれるらしい。

ちょっと前までは、離婚の原因は浮気などのイメージが強かったけど、浮気なんかしなくても夫婦関係はゆっくりじっくり壊れていくことが分かった。

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時代的に晩婚が進んでいるとはいえ、どちらかというと私は結婚するのが遅かったと思う。

友人グループの中でも「最後の独身者」となっていることもあるし、転職して独身だというと「1回もしてないの?」と聞かれたくらい。

ただ、遅くてよかった。
彼を待っていてよかったと心から思っているし、彼に見つけてもらえて幸せだと感じる。

マリッジブルーなんていうものは毛ほどもない。

私には彼しかいないと思うし、彼にも私が必要だろうとも思う。人として信頼してるし、尊敬もしている。優しくて温かくて、懐の広い彼となら、どんなことも2人で乗り越えられる気しかない。

だから、婚約中の1番幸せな時期を武器に言わせていただくと、離婚を決めた人や迷っている人たちも、本当に最初はこんな気持ちだったのかと不思議で仕方がない。

なんの迷いもなくこの人だと思ってるのかと。

でも、そんなことを言うと、「最初はみんなそうなのよ」と一蹴されてしまうだろう。

そりゃ多少変化はするだろうけど、それは関係性や気持ちが「成長」するときだろうし。長いこと一緒にいればいろんなことがあるだろうけど…。

でも、本当に本当かなぁ…て。

完全に惚気てるのは分かっているので、ご了承くださりませ。

今後も有料記事を書くつもりはありません。いただきましたサポートは、創作活動(絵本・書道など)の費用に使用させていただきます。