サンスター 第24回文房具デザインコンテストに受賞【受賞のコツを解説】
こんばんは、いしかわかずやです!
今回はサンスター受賞の経験から、サンスター文房具アイデアデザインコンテストに出そうかなと思ってる方に向けて受賞のコツを書いていきます!
サンスター文房具アイデアコンテスト受賞作品
今回、第24回サンスター文房具アイデアコンテストに2500作品中、上位5作品に入ることができました。
アイデアがアイデアだけに、本当にそんな狭き門をくぐったのか?と自分で疑いたくなりますが、今回はその受賞したアイデアについて書いていきます。
受賞作品の紹介【コメクレル】
受賞作品名は「コメクレル」。その名の通り米で本のページをめくる両面テープです。説明は以上です(笑)
一応このコメの使用手順を記載します。笑
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手順① 指をコメに押し当てます
手順② コメがくっついた指をページに軽く押し付けます
手順③ 本がめくれます!
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なぜ、このアイデアが受賞までたどり着いたのか?
それは「体験の共感度が高かった」+「面白い」からだと言えます。↓↓
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① 米粒が手にくっついてネバネバする体験の共感
② 乾燥肌の人の問題を解決するアイテム
③ コメクレルというダジャレネーミング
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僕自身なるほど!と思った審査員コメントが
「米粒のネバネバ感に例えたことで、両面テープがどれくらいの粘着性なのかなんとなく予想できた点がよかった」という内容でした。
このアイデアが生まれた時は、そこまで考えてなかったのに、審査員のコメントで気づかされたのはまた面白い気づきです(笑)。
WBS「トレたま」に出演決定
また、受賞したことでWBS(ワールドビジネスサテライト)の人気コーナー「トレたま」に出演させていただくことができました。
ここで、面白いのが、なぜ最優秀賞の作品ではなく、審査員特別賞の僕の作品をTVに取り上げていただけたのか。
TVディレクターに伺ったところ、
「石川さんの作品がぱっと見面白く、目を引きました」と言っていただくことができました。会いたいと思っていた某有名な女子アナにも会うことができましたし、テレビ局内をその方の案内で回ることもできました。笑
表彰式と懇親会がとても面白い
サンスター文房具アイデアコンテストの表彰式では、他のコンペではあまりない面白い光景を見ることができました。
① 色々な人が表彰式に参加
まず、会場について控え室に案内されたところ、ここはどこなんだっけ?と思ってしまうくらい色々な方がいました。おじいちゃんから小学生、また親子で参加してるなど。。例えるならば病院の控え室のような(笑)
② 男性1人で全ての受賞作品のプロトタイプを作っている
全ての受賞作品のプロトタイプが展示されており、その作品プロトタイプは1人の男性が全て作っています。話を聞くとその方は、TVチャンピオンで文具王に3回連続で輝いている方で、元サンスターの社員だそうです。笑
<高畑 正幸さん>
・文房具通選手権において3連続優勝
・2000年から2011年までサンスタ株式会社に所属
・文房具でグッドデザイン賞を10回受賞
また、高畑さんはYoutuberもされているので、受賞すると受賞作品紹介を自身のチャンネルで発信してくれます。
③審査員のタレントや芸能人とお話ができる
また、サンスター文房具アイデアコンテストの大きな特徴は、審査員にタレントや芸能人を起用しているので、懇親会ではその方々と楽しくお話をすることができます。僕が参加した懇親会にはヒャダインさんが参加されてました。
サンスターが大好きなアイデアの方向性【傾向掴みやすい!攻略簡単】
ここでは、サンスター文房具アイデアコンテストに歓迎されやすいアイデアの方向性を書いていきます。
面白くて笑えるアイデアが歓迎される。
サンスターでは「面白いアイデア」「可愛いアイデア」が受賞する傾向があります。僕の作品「コメクレル」もそうですが「たこの形をした消しゴムカバー」や「おしり型の鉛筆削り」も「面白い、可愛い」を軸にしたアイデアです。
「最優秀賞」「優秀賞」「審査員特別賞」で全く色が違う
受賞作品の中でも、歓迎されるアイデアが異なるのがサンスターの特徴でもあります。それぞれ「最優秀賞」「優秀賞」「審査員特別賞」にはどんな作品が選ばれるのか。
その考察が以下です。
最優秀賞:ありそうでなかった器用な提案【課題解決型アイデア】
優秀賞:面白くて使えるやんこれ【課題解決型アイデア】
審査員特別賞:面白い、笑えるアイデア【面白いアイデア】
このような印象です。
最優秀賞と優秀賞は話し合いで決まるアイデアなので、評価軸は「欲しいアイデア!課題解決性」が主軸です。
しかし、審査員特別賞は、その人が良い!と思えば受賞するので、タレントや芸人がこれおもろいやん!と思ったアイデアが受賞する傾向があります。
メディアが注目するデザインコンテスト【知名度を上げるならオススメ】
サンスターのデザインコンテストは他のコンペと比較してメディアが注目するコンペになります。
その理由が以下になります。
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① 芸能人やタレントが審査員をする
② 例年面白いアイデアが受賞する
③ 歴史のある文房具コンテスト
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ここでは、サンスター文房具アイデアコンテストに受賞することが、一つの大きなステータスになるという観点で書いていきます。
芸能人やタレントが審査員をする
メディアとしては「あのタレント〇〇さんが審査員!」という見出しだけでも、メディアとして取り上げる価値が生まれます。
2019年、2020年はヒャダインさんやザリガニワークスさん、その前には芸人のだいたひかるさんも審査員をされてたりしました。
面白くて笑えるアイデアが受賞することが多い
他のデザインコンテストではあまり見られない、ネタに振り切ったアイデアがたくさん受賞するコンテストなので、メディアが取りあげたくなるネタとしてはちょうど良い温度感なのかもしれません。
僕のコメクレルが「トレたま」に取り上げていただけたのも、面白さを前面に押し出したアイデアだったからだと思います。
歴史のある文房具デザインコンテスト【2020年で25回目】
このコンペは今年で第25回目という最も歴史のある文房具コンテストなので、コンテストとしての知名度も高いです。
その分、コンペとしてのブランド力も強いので、世間が注目するコンテストになったのだと思います。
コンペ攻略のハードルが低い理由【初心者でも受賞できるコンテスト】
先に結論から言うと、ハードルが高くない理由については以下のようなことが言えます。
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① 審査員がデザインに詳しいわけではない
② 参加者にはデザイン未経験者がいる
③ 作品パネルのクオリティが低い
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審査員がデザインに詳しい人ではない【タレントや芸人が審査員だったりする】
上記でも書きましたが、タレントや芸人が審査員をすることがサンスターの特徴なので、必ずしもデザイン性に優れたアイデアが受賞するとも限らないのです。
なので「面白くて笑わせるアイデアを考えたら勝てる」と考えれば、ハードルが低くなったような気がすると思います。笑
まずはそのためにも、審査員の好みや作ってきた作品を分析することが必要になるのでそれは絶対するようにしましょう。
小学生からデザイン未経験の大人までエントリーしている
コンペ参加者の中には、小学生やおじいちゃんが参加してたりするので、デザイナーが参加する時点で有利だったりします。笑
サンスターの作品エントリー数は多いですが、その中でデザイナーの割合は他のコンペよりも少ないので、コンペに作品を出そうかなと考えてるデザイナーがいましたら、サンスターはオススメです。
作品パネルが適当でも全く問題ない【手書きでも良い】
デザイナーじゃない人が参加するコンペだと、作品パネルのクオリティが低くなります。中には手書きで書いた絵をそのまま提出してる人も見られます(そういうのも受賞します笑)。
手書きで出しているパネルをいくつか紹介します
※どちらも受賞作品です
最後に
数あるデザインコンテストの中でも、応募作品数は他のコンペに比べて多いですが、デザインとは無縁の人もたくさん出しているので、これからコンペに出そうかなと考えてる方は一度気軽に出してみてください。
自分のアイデアに自信がない人も、まずは自分の作品数を増やしてみようという感覚で出してみると良いと思います。^ ^
では、良いデザインライフを!
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