知能の種類〜年齢を重ねることで衰える知能と衰えない知能〜

知能とは何かを考える時、どんなことを考えますか?頭の良さ?器用さ?コミュニケーション能力?言語化のうまさ?

実はどれも正解で、一方でどれも断片的なものなんですね。知能っていう概念はいろいろ定義があるので、語り始めるとキリがないのですが、私がよく引用する知能の定義、というか知能の区分を2つ挙げます。

①流動性知能と結晶性知能
②IQパラメータ(言語理解、知覚統合、作業記憶、処理速度などを用いたパラメータ)

さて、①についてですが、ざっくり説明するとこんな感じ。
●結晶性知能…学習によって得た知識や経験によって得た知識。
●流動性知能…新たな事象に対して素早く反応したり処理する能力。
多くの人がイメージする知能は、前者の結晶性知能かなと思います。それに加えて、対処力という知能があるというイメージですね。

これらにはもう一つ大事な違いがあるんですが、それは結晶性知能は年齢が増しても衰えにくいということです。もちろん病気の影響があれば話は別ですが、知識を得ることはずっと続けられるということですね。生涯学習とはよく言ったものです。
逆に、流動性知能が影響する状況への対処力は徐々に落ちていくので、こればかりは仕方ないことだと割り切りましょう。落ちないように頑張ること自体に効果はありますけど、大変なので無理なきよう。

今回の話は以上です。
②は情報量多いので、また別の機会に。

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