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サスティナブルな東京の経済産業政策を深掘り〜予算特別委員会Pt.2〜

 今回は、予算特別委員会シリーズPt.2ということで、前回記事の続きとなっています。まだ前回記事を見ていないという方はぜひこちら👇ご覧くださいね✨

 前回記事では、小池都知事直々に東京の経済政策についての見解を聞きました。

 コロナ禍からの復興として、欧州を中心に拡がるグリーンリカバリーを私は東京でも推進すべきと取り組んでいますが、東京都ではサスティナブルリカバリーとして各種取組を進めているので、来年度の取り組みについて深掘り質問をしました。

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 質疑と答弁の内容を要約して以下報告致しますね。


1.  ソーシャルインパクトファンドについて、税金を投入するわけだが、都として関与する、またその成果も明らかにする必要があると思うが、都の見解を伺う。(*ファンド=複数の投資家から集めた資金を用いて投資を行い、そのリターンを分配する仕組み、今回官民連携で行う計画)


A. ファンド運営は専門家を集めて運営状況も監視する。また、政策目的の達成状況については、投資先の情報公開をして対策していく。


2.  ESGの取り組みが経済的に困難な中小企業に対する支援として、都が来年度予算案に計上した「金融機関と連携したサスティナビリティ経営支援事業」の目的と具体的な取り組み内容について伺う。(*E S G=「環境、社会、ガバナンス」の略称)

A. 持続可能な社会を形成するために、金融機関との対話を通じてサステナビリティに関する目標を設定し、達成度合いに連動するローンを活用する支援を行う。


3.  都内事業者に対してのゼロエミッション実現の周知と支援策が必要だが、中小企業支援策としてどう講じていくのか?

A. セミナー実施や専門家による企業への直接的なサポート、また環境考慮された商品開発への助成金によって支援していく。

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4.  中小企業の支援について、時代の流れに応じて生き残っていくために、初めての企業でも使いやすい支援策として来年度計画している事業について伺いたい。

A. 初めての利用の場合、相談窓口での手厚いフォローがある。また、中小企業の業務効率向上のための機器購入等について100万円上限に助成を行う事業を開始する。


5.  来年度から既存の事業者にもクラウドファンディングによる支援が予算計上されているが、どのような目的でどのような取り組みにクラウドファンディング支援をする予定なのか伺う。

A. 来年度は、中小企業等のクラウドファンディングにより、DX化や事業の再構築につながる取り組みにおいても新たに助成することで支援していく。(*DX化=デジタルトランスフォーメーションの略称。デジタル化によって組織やビジネスモデルの変革を図る一連の取り組みのこと。)


6.  都による小中学校向けの起業家教育、高校生向け起業家養成プログラムの取り組みはどのようなものか?

A. 小中学生にはイベント開催、起業家カリキュラムの作成の支援、来年度はその内容の実施もサポートする予定。高校生には講座を開催や、起業へ関心を持つ13名の高校生にもビジネスモデル作成をはじめとする支援を行う。


 最後の起業家教育に関しては、私もかつて経済産業省の事業を請け負う立場でした。

 今後は子どもたちがソーシャルビジネスに興味を持ち、チェンジメーカーとして育む事もこの起業家教育で取り入れていく事を求めました。

 これらの質問の後には労働政策として、ジェンダー平等や非正規雇用、シングルマザーの就労支援についても質疑を行ったので、それはまた次回、答弁を合わせてお伝えしようと思います。




お知らせ

私のYouTubeチャンネルの方で、またまた新たにショート動画を出しましたので、ぜひご覧になってください✨


ではまた次回の記事でお会いしましょう🙌

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