風祭哲哉

日本に恋するトラベルライター。 本業?は旅のガイドとか旅行記とか、日本の旅先を題材として「ちょっと悲しくて、ちょっと妖艶で、最後に少し希望が見える」ショートスト-リーを書くことが多いのですが、ここでは旅とは別のつれづれなる気づきとか思いとかを自由に書いていきたいと思います。

風祭哲哉

日本に恋するトラベルライター。 本業?は旅のガイドとか旅行記とか、日本の旅先を題材として「ちょっと悲しくて、ちょっと妖艶で、最後に少し希望が見える」ショートスト-リーを書くことが多いのですが、ここでは旅とは別のつれづれなる気づきとか思いとかを自由に書いていきたいと思います。

最近の記事

通勤途中散歩にて(置き場のない妄想帳)

今日もまた朝の東京を歩いていました。 目白近衞町あたりの高台のお屋敷街から下落合に向かって、細くて急な傾斜の坂を下る僕の横を、五月の朝の日差しを浴びてキラキラと光る、何か丸いものが通り過ぎてゆきました。 あっ、と短く叫ぶ声を後ろから聞き、慌てて伸ばした僕の右手より一瞬早く、その何かは七曲がりと呼ばれるその坂の下のほうへと消えていきました。 「お誕生日のプレゼントだったの」 僕に並んで坂を駆け下りながら、彼女はそう言いました。 それは彼女が自分のクラスの男の子に向けて作

    • 頑張れ、オータニさん!

      オータニさんと言っても、あの本場メジャーのファンを OH!OTANISAN!!! と震撼させている2刀流のオータニショ-ヘイのことではありません。 ましてや僕の会社のパイセンで、大谷翔平とは単に名字が同じだけなのに、彼の活躍をまるで自分の手柄のように誇っている50代ミドルのオータニさんのことでもありません。 僕が今、声援を送っているは東京のど真ん中、紀尾井町の約2万坪の敷地に建つホテルニュー「オータニさん」のことです。 そのオータニさんが今、苦しんでいます。 本人

      • 大人になるとビートルズの唄のタイトルが心に響く

        今日の新聞を読んでいたら3面の最下段、本の広告スペースに「アンド・アイ・ラブ・ハー」という小説が紹介されていた。 あ、ビートルズの唄だ、と思った。 小説自体は読んだことがないし「笑いと涙の下町大家族小説!」というコピーがついているので内容はあの唄の世界観じゃないような気がするけど、小路幸也さんというこの作家は他にもビートルズの唄のタイトルの小説をたくさん出しているみたいだった。 レノン&マッカートニーによって書かれたこの「And I Love Her」という曲は初期のビ

        • なぜ松田聖子を聞くと、高校生のようなピュアな恋がしたくなるのか?

          松田聖子さんが40年ぶりに聖子ちゃんカットになって「青い珊瑚礁」のセルフカバーMVをリリースした。   もちろんそのMVに映し出された華奢な体につるつる肌の聖子ちゃんはとてもじゃないけど59歳になんて見えなくって、あの頃と同じようなまばゆい笑顔を振りまいているその姿に感動さえしたんだけど、実は僕はその少し前から聖子ちゃんが気になって気になって仕方なかった。 つい2か月くらい前、偶然(というか間違って)Amazonのプライム会員の無料トライアルを申し込んでしまったのがそのは

          たかがラグビー、されどラグビー。【RWC2019 オーストラリアvsジョージア観戦記】

          僕の高校の校技はラグビーでした。 田舎の公立の男子高だったのですが、3年間、毎年冬の体育の授業はすべてラグビー。生徒は全員マイラガーシャツを持っていました。 僕はラグビー部ではありませんでしたが、同級生は花園にも出ていて、前年優勝の天理高校に2回戦で敗れたものの、高校代表にも3人が選ばれていたくらいです。 (ちなみにRWC2019の日本誘致委員長だった真下昇さんは、僕の高校のOBで、国体で優勝しています) そんなわけで、ラグビーのルールはだいたいわかるし、柔道部の友達に地

          たかがラグビー、されどラグビー。【RWC2019 オーストラリアvsジョージア観戦記】

          <自己紹介>~ぼくのできること

          仕事も旅行関係ですが、プライベートも旅行ザンマイです。 飛行機苦手なので、国内です。 日本中のパチンコ屋に、相当貯金していると思います。 日本中のシャッター商店街、相当歩いていると思います。 日本中の港々で女の子が、相当待っていると思います。 でも、日本中の素晴らしさを、誰よりも知っていると思います。 いつか「日本にもっと、恋しよう。」というムーブメントを起こして、 恩返しをしたいと思っています。 <風祭 哲哉(かざまつり てつや) プロフィール>北海道大学文学部国文

          <自己紹介>~ぼくのできること