『赤と青とエスキース』青山美智子
青山美智子さんの『赤と青とエスキース』を読みました。今年の本屋大賞で2位を受賞した作品です。
この物語は一枚の絵画をめぐる愛の物語です。日本とオーストラリアが舞台となっています。タイトル通り、赤と青の2色が物語の鍵になっています。各章ごとに赤と青にまつわるタイトルが付けられており、色彩を感じられる美しい作品になっています。
青山美智子さんの作品では、オーストラリアや色をテーマにした作品が他にもあって、私はその設定が大好きで、いつも夢中になって読み進めています。
本の装丁も美しく、読み終わってから再度眺めてみると、この物語をよく表現しているなと改めて思いました。この物語は一度だけではなく、もう一度改めて読み返したくなる仕掛けに満ちた作品でした。みなさんもぜひ、読んでみてください。
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