ライカにする?コンタックスにする?それとも、ひ・が・し?
あっ、燃えるやつだ。
いつもソ連がチェコが東独がー、と騒いでいるけれど、実は私、本物だってしっかり持っている。
・ライカ
ライカIIIf。実はおさんぽカメラとしては大変重宝している。スコットランドにぶらり旅した時にも持っていったり。
アイラ島、いいところだったなあ。
太古の昔から降り掛かる火の粉(略)のようなライカとコンタックスの比較はとても多い。
個人的な意見では、
「使ってる感覚をあまり意識しないのがライカ」
「使う感覚そのものを楽しむのがコンタックス」
だと思っております。
どちらが優れている、とかじゃなくてね。
ライカにて。
カメラを集め始めて暫く。当初から「ライカ欲しいなー」というのは頭の中にあったので、当時としては頑張ってお金を出してebayでドイツから買った。3万くらい。
ちなみにMintって書いてあったけど物はシャッター幕穴空いてるわ、ファインダー曇ってるわ、巻き上げかったいわで要整備品のジャンクでした。ガワは綺麗だったけど。
ちゃんとオーバーホールに出したけど、レンズ等含めると結局10万くらい掛かったので最初から程度のいいのを買えば良かったなーと思った。
オーバーホールから帰って来たライカを触ったら、もう快感だった。全く抵抗のない軽い巻き上げ、合わせやすい距離計。
「写真を撮る」という行為がまるで呼吸の延長線上になるような使用感の薄さ。
やはりライカは伊達じゃねえわ、とこの私ですら思った。
・コンタックス
IIIfとほぼ同年代のContax IIaだって持っている。
元々私が初めて買ったレンジファインダー機は、ソ連のKievである。と、いうかContaxが欲しかった。
財布の関係とまだ踏み出し始めの趣味なのでKievから始めたというのが事実。
なので、Kiev発のContax派としての側面もある。やがて一念発起してContax Iを買ったり、どうせならライカと年数合わせてIIa買ったりした。
憧れのブラコン様。
ContaxがLeicaと本質的に異なるのは、操作感はバリッバリに仕事をする。しかし、決して不快ではない操作感だと思う。
例えるならマニュアル車のギアチェンジを行ったり、バイクの操作を行うような感覚。レンズの付け外し一つ取っても楽しいと思う。
コンタックスIIaにて。
このContax IIaは、中古カメラ市で売られていたもの。レンズなし35000円とかそれくらい。
外装はややヨレていたが、他のIIaよりファインダーやシャッターの状態は良かった。
ところでこの辺の作例、妙に解像してると思わないだろうか。実はちょっと変なレンズが付いている。
フォクトレンダーのウルトロン。オーストリアのショップで売ってた。
実はContax用にノクトンとウルトロンが少量存在していた、という話は聞いていたけど資料がなくて、長いこと正体不明だったレンズ。
後にContax用のウルトロンの外観資料を頂いて、おそらくプロミネント用ウルトロンの改造品である、という素性が判明したんだけれど……
いやめちゃくちゃ写るんだよこのレンズ。
おかげでプロミネント35まで欲しくなって来ちゃうじゃないか。
そんなこんなで、実はライカとコンタックス、どちらも持ってるんだけど、どちらも良いところがあっていいよね、という最大限に燃えないように答えを濁したエントリ。
旅行に持ち出したり、スナップ撮るならライカだし、写真を撮る動作そのもので悦に入りたいときはコンタックス。
ちなみにこの手の話題は結構可燃物で、どちらが良いか双方のファン同士が宗教戦争を行うこともあるのだが……
ソ連には両方あるぞ。
kaz
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