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東京タワーサイドメモリー|田町・三田ですごした日々

12月23日は「東京タワーの日」。
1958年(昭和33年)のこの日、東京・芝公園に高さ「333m」のタワーが完成する。なぜが「3」が多いのは、気のせいだろうか。


はなしは、ずいぶん昔のはなしになるが

短い間だったけど、
私は通勤でJR山手線 田町駅を利用していた。

駅の広い改札を抜けて左手に歩く。




そのまま第一京浜を三田方面へ。

しばらく歩くと、ゆっくりとした坂道をのぼって

立体交差の頂上に居ることに気付く。

ふと右手を見ると

まんなかに、「東京タワー」の存在が目に飛び込んでくるのだ。

それは目の前で見るほどの迫力はないけど…

毎日ここで東京タワーをチェックするのがマイルールになった。

雨の日は霧がかってその「姿」を見れないことも多かったが…。

天気の変化で様々な顔を見せてくれたのには、ありがたい気持ちになった。

なぜなら、出勤前のあの何とも言えない

「憂鬱」な気分を払拭してくれたからである。




仕事は、4勤3休。けして「ラク」な仕事ではなかったけど
そんなシフトが魅力だった。

朝9時から夜の9時まで。

長い拘束時間であるけれども、1時間休憩が「2回」もらえたのは今となっては懐かしい。

ありあまる休憩時間を使って、この界隈をよく散歩したものだ。

仕事が、夜9時に終わって
朝来た道を田町駅まで歩いていくわけだが

景色は一変している。

東京タワーの「イルミネーション」は淡くまぶしく目に映る。


2003年の初夏から翌年冬まで、私はこの景色を存分に楽しんだ。

あれからずいぶん時間が経過したんだけど…


坂の上から見た「東京タワー」はきっとそのままなはずだ。


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