見出し画像

【勉強しろと人は言うけれど】#10 面接官は弱みを握りたい

採用面接の場面で「あなたの弱みは何ですか?」という質問が一般的にされる。そして、これに続く設問が「では、その弱みを克服するためにどういった行動をとりましたか?」までがワンセット。

ごくごく普通の質問だけど、この質問で本当にその人の本質を見抜くことが出来るんだろうか。

よくあるシーンがこちら

面接官「あなたの弱みは何ですか?」
就活生「人に流されやすく、自分の意見をはっきりと言えないところです。」
面接官「では、その弱みを克服するためにどのように行動しましたか?」
就活生「はい、少しづつでも自分の意見を出すようにしました。具体的なエピソードは・・・」

ここまでワンセット。おそらく用意してきた答えなのでもう一つ突っ込む

面接官「それでもし自分の意見と相手の意見が異なった場合どうしますか?」
就活生「相手の意見をよく聞いて着地点を見極めるようにします。」

道徳の授業であれば正解だけど、よく考えると結局流されているだけのように聞こえる。

あれ?弱みを克服したエピソードなのに何も変わっていない。こういう話を面接の場で聞くともったいないなって思っちゃうんですよ。これ以上突っ込んでも他にも聞きたいことが沢山あるから時間が足りなくなるので、ここで次の話題に移らざるを得ない。

多くの会社での面接は30分前後だろうからこのやり取りだけで5分以上前にも後ろにも進んでいない感覚。

じゃあ正解は?そんなものは存在しないじゃ答えにならないから少しだけ答えると、弱みを活かす答え方が良いんじゃないかな。弱みと強みは表裏一体とはよく言ったもので、「自己中=目標達成の熱意がすごい」みたいに言い換えることが出来る。

と、ここまではどこのサイトにも書かれているんだけど、それは「特性」であって「行動」まで昇華できていない。

例えば、人に流されやすいのは人の意見の「思い」の部分に引っ張られる事が多いため、ファクトと思いを分けられるようにするためメタ認知やファシリテーションのトレーニングを行いました。トレーニング内容は〇〇です。結果として人の気持ちにもっと寄り添って話をすることができ、本質についての議論をおこなう事が出来るようになりました。具体的なエピソードは・・・

ここまでくれば行動まで昇華できていると考えて良い。


自分の特性を知るためにおススメなのがミイダスという転職サイトが出しているコンピテンシー診断。自分の適職と不適職・行動特性・ストレスをピタピタと言い当ててくる。これを見ながら自分自身と向き合う時間を作ってもいいんじゃないでしょうか。

私のコンピテンシー診断結果 
適職診断は10点が最も向いている。ストレス要因は10点がストレスを感じる状態。

私のコンピテンシー診断結果がコレ、嘘だろって思うぐらい0か100に振り切ってる。他の人の結果を見てもこんなに振り切れている人が少ない。よくこんな奴が企業の中でやっていけてるなと思うと同時にこれを許容している会社にも感謝。

改めてみると、上司に素直に従わない・チームで働かせるとストレスを感じる・ルーチンワークなんて出来ない・自己主張が激しい・人間関係がビジネスライク  ってこいつが自分の部下だったら嫌だな(笑) 


この記事が参加している募集

就活体験記

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?