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「睡眠こそ最強の解決策である」読書メモ

最新の睡眠に関しての知識を得る目的で読んだのでメモ

少し前から、エアウィーブというマットレスがオリンピック選手などの間で話題になって以降、睡眠についてかなり注目されるようになってきた。

まくらも同様、スマートウォッチにも睡眠の深さなどが測れる機能も搭載されるようになってきている。

睡眠時間が短い場合の影響

いきなり衝撃だったのが睡眠時間が短い場合の影響である。睡眠時間が6時間か7時間を下回る状態が長く続くと、免疫機能が衰えてガンのリスクも2倍になるということらしい。というか、もうずっと睡眠時間5時間程度なんですが。

はっきりいってかなり良くない状態だ。なんとかしないといかん。

睡眠の効果

これは、色々なところで聞いたことはあるが、睡眠には様々なものと最適化する効果があるらしい。たとえば、辛い記憶を和らげたり、過去と現在の知識を融合させて創造性を刺激したりすなどだ。

睡眠は、体力を回復させるだけではなく、頭の中だったり精神的に関係する部分でも、起きたときに正常に機能できるよう、メンテナンスを行なっている。

もう少し具体的には、一般的に睡眠にはレム睡眠とノンレム睡眠というステージがあると言われているが、それぞれレム睡眠は、ニューロンの繋がりを強化する役割をにない、ノンレム睡眠は、いらなくなったニューロンの繋がりを削除する役割と行なっているという。

そして、レム睡眠とノンレム睡眠は、ステージを入れ替えながら、最初はノンレム睡眠の割合が長く、その後は徐々にレム睡眠の割合が長くなっていき、8時間の間にレム睡眠と、ノンレム睡眠が入れ替わりながら作業をしていく。

ここを読んだ時に、自然の摂理の神秘的な部分を見たような気がした。

約8時間をセットとして、ニューロンの強化と、使わなくなったニューロンの削除を行なっているというのは、生物の営みな中で非常に洗練された仕組みに思える。

そして、睡眠時間が短いということは、この一連の作業が毎回中断されるということになるため、ニューロンの繋がりの強化が不十分なままになっているということになる。

朝型夜型など

活動サイクルが、朝型の人と夜型の人はやはりいるようで、これは人間が全員同じ時間に活動を停止すると、天敵に襲われた時に全滅する可能性が高いからだそうで、聞いてみると当たり前のよう話で納得した。

24時間強のサイクルで時を刻んでいる体内時計があり、暗闇でもある程度1日の生活ができるようになっている。ただ、朝日を浴びると「強」の部分がリセットされるようになっている。また、このリセットが1回に1時間程度しか調整ができないため、時差の調整に1週間程度かかるということらしい。

睡眠、奥が深い。

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