見出し画像

「タワーリング・インフェルノ」を見た(ネタバレあり)


二人のヒーローが光る、タワーアクションムービー


はじめに

サンフランシスコに建設された最新技術を投入した、地上550m、138階の世界最大の超高層ビルの落成式の日に地下の発電機のトラブルから火災が発生します。その火災が広がり、最新ビルの中は、大惨事になるという映画です。


最初から最後までビル内で奮闘する建築家

ビルを設計した建築家を演じるのが、ボール・ニューマンさんです。彼は、最初にビルの発電機や電気系が設計通りに作られていないことを発見し、続々と落成式のために人が集まる中、ビルの中をチェックしに周ります。そして、火災を発見するとビルを作ったジェームズ・ダンカン社長(ウィリアム・ホールデンさん)に落成しきを中止するよう求めたり、逃げ遅れた女性や子供を助けたり、上層に取り残された人たちの救出を助けたり、そして最終的にはビルの火災を止める最終手段を講じる消防隊のチーフを演じるスティーブ・マックイーンさんに手を貸すなどをして、建物の中で大活躍します。

ビルをよく知る人間として、またビルを造った一人としての責任感から、自分ができることを最大限、ビルの中でやるという立ち位置です。


主にビルの外で活躍を見せる消防隊チーフ

一方、火災の連絡を受けて部下と共に駆けつけるのが、消防隊のチーフマイケル・オハラハンを演じるスティーブ・マックイーンさんです。彼も、ビル内に司令室を設置し、部下に対し的確に指示を出したり、上層に取り残された人たちの救出を指示したと思えば、ビルの爆破で宙ぶらりんになってしまった、エレベータを下ろすために自らヘリコプターで救出に向かったりしながら、最終的に建築家と一緒に最終手段に取り組んでいくことになります。

マイケル・オハラハンは、チームを率いながら人を救うプロフェッショナルとして、主にビルの外から救出に尽力するという形で、建築家と対極する形で描かれています。


最後まで飽きさせない展開

物語は、前述した二人のヒーローが、時には交わり、時には離れながらビルにいる人たちを救おうと奮闘していく姿が描かれていきます。それに加え、最初から最後までひたすら救いようのないキャラクターが登場したり、火災だけではない、二次災害によって人が亡くなったり、避難する人たちの間のドラマが描かれていたりと、単に火災で人が亡くなっていくにとどまらず、最後まで終わりが読めない展開に、惹きつけられます。

1974年の映画ですが、人災を発端に大災害になっていくパニック映画としては、今見ても十二分に楽しめる映画です。

何度か、見た覚えがあるのですが、改めて見てみると内容全く覚えていなくて、ほぼ初めて見た感じで楽しめました。

覚えていたのは、ひたすらスティーブ・マックイーンがかっこよかったということだけでした。

【参考】
ちなみにですがあるサイト情報によると、高層ビルのランキングは以下の通りのようです。
1位:ブルジュ・ハリファ(828m・206階)
2位:上海中心(632m・128階)
3位:アブラージュ・アル・ベイト・タワーズ(601m・120階)
4位:平安国際金融中心(599m・115階)
5位:高銀金融117(597m・128階)

「超高層ビルの高さランキングTOP50!世界一高いビル・建物は?」
https://ranking.net/articles/highest-world-buildings

それではまた次回!

この記事が参加している募集

映画感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?