#35 強さと弱さについて
何が強さで、何が弱さなのか。
最近よく考えてしまいます。
わからない、できない、苦しい
弱さはさまざまな形で表出してきて、強さと弱さの基準はひとりひとり異なります。
自分が弱さだと思っていることは、誰かの強さかもしれない。自分が強さだと思っている事は、誰かの弱さかもしれない。
そんなあいまいなものなのに、自分の気持ちが振り回されてしまいます。多くの人も同じかもしれません。
どうしても周りと比較してしまう
負けるよりも勝ちたくなってしまう
優れていたいと願ってしまう
小さい頃から比較、競争させられてきた自分と同年代の人では、そう考えてしまうのが自然なのかもしれません。
ただなぜ比較、競争してしまうかの理由を自分の言葉で語れないことは、危険だと思うのです。
なんとなく勝ちたいから勝つ
なんとなく優位に立ちたい
なんとなく人より優れたい
無意識に自分と人を比較をしてしまうと、本来はある一つの軸のうえでのみ成り立つ優劣、勝敗の概念が、人の存在や尊厳にまで及びかねません。
勝っても負けても、
優れていても劣っていても、
自分は自分でしかない
周りの人や環境がどうであれ、たしかな自分を考えられることは、変化の大きな時代を生きていくにはとても大切な価値観だと思うのです。
わかりやすい優劣の世界に目を向けてしまいがちですが、わかりにくい人そのものに目を向けたいと思うのです。
そう考えると、本当の弱さは、弱さや強さというわかりやすいものだけに目を向けてしまうことなのかもしれません。
逆に本当の強さは、強さ弱さの片方だけをみることなく、両面をたしかに捉えて、さらに強さ弱さの先にある人を見つめ続けられることなのかもしれません。
それでは、また。
2019年8月11日
東京・清澄白河にて
強さと弱さの境目はどこなのだろう?
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