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#36 人へのアドバイスと自分の痛みについて

人へのアドバイスは難しいと思います。

自分のアドバイスによって、その人の人生に影響を与えてしまうかもしれない。今までなかった迷いを与えてしまうかもしれない。

そう思うと怖くて、何も言わない方がいいと思うときがあります。


怖い気持ちになるのは、後輩にアドバイスをし過ぎて嫌われた過去が影響しているかもしれません。

振り返れば尊大で傲慢だったことに気づけますが、当時は良かれと思ってやっているので、よりたちが悪いのです。

善意の押し付けが悪になることを痛感して以来、人にアドバイスをすることに慎重になってしまいます。


そもそも「人が人に影響を与えることができる」と思うことが強い意見なのですが、過去に自分が人の意見に影響されてしまった経験があるほど、人への影響に慎重になってしまうのかもしれません。

人が自分とまったく同じようになることはきっとないのだけど、「自分が感じた痛みは受けない方がいいよなぁ」と思ってしまいます。

それは余計な配慮で自分の弱さを隠しているだけかもしれない、乗り越えるべき課題なのかもしれないと思いながら、迷っている日々です。

ただ自分の言葉を信じすぎない視点は必要だと思っています。

同じことを過去の自分に言えるか。
言ってどんな気持ちになるか。

自分の言葉に良い意味での問いを投げられる人でありたい。

それでは、また。

2019年8月14日
東京・茅場町にて

最後まで読んでいただきありがとうございます。