あなたがいると、僕たちはもっと遠くに行けるんだ。
「こんなに良くしてもらっていいのかな」
「わたし、ここにいてもいいのかな」
そんな言葉を口にした人がいた。
「気を遣わなくてもいい」
「あなたの意見が聞きたい」
「あなたのことがもっと知りたい」
ふと開かれた飲み会の席で、周りからそう声かけられて、その人は涙を流していた。
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きっと想像できないくらい大変な過去があったのだろう。子どもの頃のつらい経験を笑いながら語る姿には、人生への真摯さを感じた。
自分のコミュニケーションのせいで、うまくいかないこともあったのだろう。相手を傷つけるくらいなら言わずに我慢し、自分だけが傷つけばいいと語る姿に、少しだけ切なさを感じた。
納得できないことがたくさんあったのだろう。圧倒的な理不尽に直面して必死にあがいて、自分というものを確立してきた姿に、心を打たれた。
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社会や世界は知らず知らずのうちに規範を作りだしてしまう。こうあるべきだ、こうなくてはならない、見えないルールにがんじがらめにされて、小さな個人は身動きができなくなってゆく。
自分がマジョリティではないと気付いてしまったときの悲しみとさみしさは、経験した人にしかわからない。
自分が世界から取り残されてしまい、周りの期待に応えないと誰にも理解されなくなってしまうと、怖さに震える。
どれだけ足掻いても光は見えず、むしろ暗闇が深くなるような気がしてしまう、希望と可能性のない闇に、ただ涙する。
自分もそんな経験をしたことがあるから、
迂闊なことは言いたくないのだけど、
知ってほしいのだ。
あなたに似た人は、世界のどこかに必ずいることを。
あなたを知りたい人は、世界のどこかに必ずいることを。
あなたとわかり合いたい人は、世界のどこかに必ずいることを。
どうか自分を悲観しないでほしい。
もっと自分を大切にしてほしい。
あなたの声を聞かせてほしい。
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「そんなこと言われても、自分がいてもいいかが不安」と思うことがあるかもしれないけど、これだけは言わせてほしい。
あなたがいると、僕たちはもっと遠くに行けるんだ。一人で行った方が早いかもしれないけど、より遠くまで行くにはあなたの力が必要なんだ。
だから力を貸してほしい。この短い人生の中で一緒にいられる時間は長くないかもしれないのだけど、それでも同じ夢をみたいんだ。
こんな恥ずかしい言葉はだれにも言うものではない。他の誰でもない、あなただから伝えたいんだ。
どうしてこんなことを伝えたくなったかはわからないのだけど、この気持ちをここに置いておこうと思う。
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cotreeで一緒に働いている人には、誰にも伝えたい。誰が欠けても成り立たないし、誰かが増えればまた形を変える。あなたの代わりはいない。あなたはあなたなのだから。
もしかしたら弱い組織なのかもしれないけれど、それでいいのだと思う。組織を守るために個人を犠牲にするような組織なら、いらないと思う。
こういうことは言い続けることが大切なんだと思う。たとえいまひとの心に届かなかったとしても、いつか届く日を願いながら、いつでも同じ姿勢でいたい。
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TOP画像は、cotreeで撮ったチェキたち。いい味出してる。
最後まで読んでいただきありがとうございます。